?の話から、1、2年後。
ついに扉が開かれる時がきました。

いつものように、据えた匂いのする半地下のような薄暗い部室で(因みにもぞが部長でした)、まったりしていた私の前に悪友Aが薄くて高い本達を積み上げました。

そう、それは「同人誌」と呼ばれるものでした。

内容は・・・内容は・・・今はプロとして活躍されている超有名作家さんのキャプテン翼本(若林健×日向小次郎)。。。

どーいう経緯かはよく覚えていないのですが、それを読む羽目になった私は、翼君に憧れて「だっしゅ だっしゅ だしゅっ きっくえーんど だしゅっ 」と訳も分らず、無邪気に口ずさんでいた、あの純真な時代が音を立てて私の中で崩れ去っていくのを確かに感じました。

そこまでやるかっていうぐらいのエゲツナイ描写。もはやあれは耽美というくくりには到底収まりません。(ところでBLが台頭<笑>しだした頃、書店でのジャンル分けは「耽美」とされていたわけですが、当時から私は「それは違うだろう?」と思ってました。だからといって「ボーイズラブ」というのも意味不明な感じが・・・いえ、考えた人はすごいです)

私は、人体の構造について、深く深く考えさせられました。
で、解決しない疑問を悪友Aにぶつけたんです。

「どう考えても、この体勢では無理でしょう!」と。

こんなことを真剣に考える女子高生というのもバカを通り越して痛々しい感じですよね。

そんな私に彼女が差し出した本は「薔薇族」・・・・・・・・・・・・・

どっからもってきたんじゃー!

当時の記憶がものすごい勢いで薄れているので、どこそこ捏造してるかもしれないが、彼女から手渡されたのは間違いない。

彼女自身も中身を見て、うなされたという代物をまたも何故か私は読むことに・・・(毒を食らわば皿まで?)

えらいことになってました。

ふぁんたじーもここに極めり?

まさにアイデンティティの崩壊ってやつですか?(そこまで大げさではない;)

ですが、ここで終るはずもなく、次なる試練が私には待ち受けていたのです。

続く・・・え?

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