『汚名返上大作戦』
もちろんリザには返上すべき汚名などありません。なのでプレイヤーキャラは大佐だと信じきっておりました。彼の技が焔を出すだけならクリアするのに時間かかりそうだよね〜などと話し合いつつ、いざゲーム開始です。
シナリオの冒頭は煮え切らない大佐の登場から始まります。次いでヒューズがリザに素敵なおせっかいをしてくれます。
「多分ロイの奴、リザちゃんに『無能』って呼ばれたこと、まだ気にしてんじゃねーのかなぁ♪この祭に参加してリザちゃんに良いとこ見せたいんだよ」
そうなんですか?(←にらもぞの声)
かくして我らがリザ・ホークアイ中尉はへたれ大佐の「無能」という汚名返上の為に戦うことを決意するわけです。

リザは錬金術師ではありませんので、攻撃は体術と射撃になっています。
体術は足払いが出来ます(ニヤリ)。射撃は通常射撃、二丁拳銃の他にライフル、バズーカ砲と多種多様…強いんです。ヒューズプレイの時の必殺技「愛のアルバムから写真を出す攻撃」に比べれば格好良さも格段に上。
なので私すっかり忘れていたんです、大佐の存在を。
そう、ラスボス(?)と戦うまでは…

シナリオモードのラスボスはブラッドレイ大総統。当たり前ですが、自分を倒せるようでなくては願い事も聞いてあげない、という話です。
大総統、やっぱり強いんですよ。
彼の一撃を食らうだけでリザの体力ゲージは半減しちゃいます。
…何度やっても勝てないんですねぇ。
体術のコンボでは間合いをとられた瞬間にやられてしまうんです。
とりあえず私なりに作戦を立て、足払いなら一撃を受けないので地味に相手の体力を削りつつ、二丁拳銃も駆使してラッシュをかけることに専念しました。

ぬりかべ「…中尉一人が戦っているように見えるけど、大佐は一体何してんの?」
もぞ「なんか立ち尽くしているように見えるね(必死に大総統に攻撃中)」
にら「焔とか出さないの〜?」
もぞ「大総統戦では出したところ見てないなぁ、そういえば…」

忘れていた大佐の存在をようやく私も思い出しました。
そうだよ、大佐が指パッチンして遠距離攻撃してくれれば随分ラクになるのになぁ…そして私たちは見てしまったのです。

大佐なぁ、指パッチンはしてるんです。そりゃあもう馬鹿の一つ覚えみたいにパチパチパッチンと連打してるんです。
でも焔が出ていない。
「あぁ…!!!」
もぞは大佐の指先を見つめながら焔が出てこない理由を悟りました。
「足が水に浸かっていて焔の錬成が出来ないんだ!!!」
「「あぁ、なるほどね〜!(大爆笑)」」
彼の指先からは哀しいかな煙だけが立ち上っていて、そりゃあもう結構な勢いでマヌケさを演出。しかも命令を出しても水の中から脱出しようとしない無能っぷり。
びば☆ゲームバランス。何と良くできたゲームなのでしょうか(笑)
仕方がないのでリザの体術で水のない場所まで大佐を突き飛ばし、再び彼の存在を忘れて攻撃に専念させて頂きました。
そして勝利。

シナリオエンディング。大佐は恥じらいMAXな表情でリザに問いかけます。
「…少しは見直して貰えただろうか…?」
見直せるかぁ〜!(←にらもぞの声)
いや、本当に無能だったんだなぁというか、無能っぷりを再認識したというか、むしろ評価が下がったというか。
にら「いやぁ凄く(大佐が)面白かったね」
もぞ「あんなに(大佐を)無能よばわりしたのは初めてだったわ」

追記
プレイヤーキャラ・ウィンリィ、CPUキャラ・エドワードのシナリオの話も。
技が多彩ではない彼女をフォローするかのようにエドは大活躍してくれました。
「かっこいいじゃん、エド♪(大佐と違って)」…とはぬりかべ先生のご意見です。あは。

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