超有名で、テレビを見ていると、よく耳にする詩。
 そのディープさとヘヴィさを紹介するのに、そのまま持ってきても芸がないと思ったので、詩の趣旨を踏まえた上で、ぬりかべなりに作ってみた。すると、もはや全く別の作品になってしまった、ような気がする。
 もちろん、一級の作家→ぬりかべだから、作品のグレードは格段に落ちている。元ネタの作品は何なのか、分かる人は分かる、かな?。

「無題」

辛いことを思い出してしまったら、生きている喜びを思い出して欲しい。
君はなぜ生まれたのだろう? なにをして生きているのだろう?
君自身の答えを見つけるまで、僕は君を死なせたくはない。

今を精一杯生きていれば、心は熱く燃え始める。
心熱くあれば、辛いときでも笑うことができるだろう。
ああ、誰よりもやさしい君は、みんなの夢を守るため生きている。

辛いことを思い出してしまったら、生きている喜びを思い出して欲しい。
君の幸せとはなんだろう? なにをして喜んでいるのだろう?
君自身の答えを見つけるまで、僕は君を死なせたくはない。

君よ、夢を忘れないで欲しい。
君よ、涙をこぼさないで欲しい。
そして君よ、誰よりも高く飛んで欲しい。
君よ、恐れてはいけない。
君が、みんなの希望の星となる。愛と勇気の象徴よ。
ああ、誰よりもやさしい君は、みんなの夢を守るため生きている。

時は過ぎ、大地や天空が消滅しても。
君自身の答えを見つけるまで、僕は君を死なせたくはない。
辛いことを思い出してしまったら、生きている喜びを思い出して欲しい。
ああ、誰よりもやさしい君は、みんなの夢を守るため生きている。

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 元ネタの作品名、分かった?

ヒントにならないかもしれないけど、ぬりかべはこの作品の物的証拠無しに犯人を断定するところや、公的権力を用いずに私的制裁で物事を解決してしまうところとか、なにより小悪を退治するけど巨悪は可愛いから見逃すというところが、とても大好きです。

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