去年の夏、ある能を見る機会がありまして。狂言は学生時代から何度か、歌舞伎も1度だけ見たことがあったのですが、ちゃんと能を見るのはそれが初めてのこと。
序盤こそ、ちょっぴり夢路に旅立ちかけましたが; そこを越えると鳥肌モノで見入るばかり!
もちろん、その内容にも圧倒されていたのですが…実はその時、脳内では、壬生屋というかシオネ妄想が激しく沸き起こっていたりして(苦笑)
能なので殺陣とは言わないでしょうね。その所作に、彼女の戦いっぷりって、こんな感じかなぁと思ったのです。

その時はガンパレ妄想しか広がりませんでしたが、今なら、もう間違いなく、めくるめく遙か萌えが展開されることでしょう。私が遙か3に興味を持った理由の1つが“平敦盛”が出ているということでしたが、それはこの能の影響。
平家物語や源平の時代については、昔、学校でちょろっと習ったくらいの知識しかなく(正直なところ、これまではあまり好きではない時代で;)、その能の演目にも敦盛自体は出てこないのですが、ゲームの中の平敦盛も同じような設定なのかなぁ?と思い、敦盛ネオロマ的EDが見てみたくなったからというもの。

で、この能の主人公はというと、それは弁慶。
それもNHK大河のマツケン弁慶より、ずっと遙か寄りな人物設定。なんてったって怨霊と対決ですもの! 調伏する姿は激烈に格好良いっvvv
でもって義経には、今なら、ちび白龍妄想を広げてますね!(笑)
古典芸能の世界では弁慶の凄味を際立たせるために、義経の年齢は無視して子供が演じるというのが慣わしなのだとか。私が見たのも、義経役は、やはりお子さんでしたが、それがまたほんと可愛らしくて!

…と、こんなことをいうと、もうバレてしまったかもしれませんが、白状すると、この能でシオネ妄想がむくむく沸き起こったのは、弁慶に調伏される怨霊に対してでした。
女性でもなければ、正義のために戦う人物でもないというのが、激しく妄想に走ってしまっている証(苦笑)
しかも、ガンパレ&遙か3プレイ経験アリの方には本当に有り得ない妄想です。と、いうのも、その怨霊って某退廃的武将さんのことなのですから…。

最初は、単純に舞うようなその足捌きに、絢爛舞踏のそれを重ねて見ていたのですが、だんだん、その怨霊の鬼気迫る立ち回りに切な系シオネ妄想が、そして、いつしかダーク瀬戸壬生妄想が…あーれー?
あくまでも、これ、弁慶と怨霊の対決場面ですのに。本当に私は一体何を見ていたのでしょう(苦笑)
こういう内容のものを見ていて、例えばラブコメ妄想するのもおかしな話ですが、どうあっても私の脳内は暗黒世界に誘われてしまうのかなぁと思うと、それはそれで、ちょっぴり青筋入るような気分にもなったり…。

古典芸能というと、やはり多少の敷居の高さを感じなくはないですが、源平の頃の時代を題材にしたものも多いようですし、遙か3&大河影響でいろいろ見てみたいなぁと思う今日この頃。けれど、こんな私には、やはり邪目線が過ぎる鑑賞になってしまうのでしょうか?(笑)

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