ドラえもの新キャスト放送を見て、主要メンバー5人の声よりも、のび太ママの三石さんに仰天したサホ。
かつてのセーラームーンが、あの、のび太ママになってしまったとは! ママはママでも、イザークママとはレベルが違う…
そりゃ私も年取るはずだ……

――と、まぁ、実に徒然感漂う冒頭ですが(苦笑)
今日はそんな話です。ちょこっと、先日のにらねーさんともかぶるような内容ですが。

私が一番最初になりたいと思った職業、それは声優でした。もちろん、もっと幼い頃、女の子なら誰でも言いがちな「お花屋さん」とかその手のことも口走っていたようですが、きちんと「職業」として初めて憧れたのは声優だったのです。

私が声優という職業に興味を持ったのは、声フェチが高じて――ではなく、家族とTVで洋画を見ていた時、父に、その中の登場人物の声が『ルパン3世』にも出ているのだと教えられたことがきっかけでした(どなたのことだったか覚えてませんけど、きっと山田康雄さんのことでしょう)。

その昔、毎週日曜正午に『ルパン3世』の再放送があり、それを見ながら昼食というのが我が家の休日の風景だったのですが、まだ子供でしたし、ただただ一心に物語を目で追うばかり。
例えば、ルパンの声が他の物語にも登場しているなど、それまで特に考えたこともなかったのですが、俳優と違って、声優は当然、画面上には直接姿を出さず、声でもって、様々なキャラクターを演じているんですよね。時には人間以外のものも、それどころか動物でないことすら有り得るわけで。
それに初めて気付いた時、幼心に声優ってなんてスゴイんだろうと憧れるようになったのでした。

「声優」という職業を知るきっかけが洋画の吹き替えだったので、アニメ声優というよりは、どちらか言えば、吹き替え声優に憧れていましたが、その夢は程なく断念せざるを得ませんでした。早々に諦めた一番の理由は、体力勝負な職業は自分には向いていないと子供心に悟ったからでしたが(笑)たとえ体力が有り余っていても、やはり才能などなかったでしょう。
声がウリの職業ですけど、自分の声に美声だとかそんな素質もなく、ウリどころか、コンプレックスの1つなくらい(泣)強いて言えば、通りが良すぎるところだけは活かせなくもないかもしれませんが;

それに、成り行きで演劇部に所属していた学生時代、それはもう標準語のセリフに四苦八苦しましたしね(苦笑)こうして文面上は、読むのも変換も楽なので標準語使用ですが、私の日常会話は完全に関西弁。脳内では余裕で標準語アクセントで読めても、いざ口にするとアウト。長文になればなるほど、どうしても似非標準語になってしまうのです;

最初はある意味、その職人技に憧れていたわけですが、いつしか、気付けば、その素材に骨抜きにされたと申しましょうか(笑)
常々、美声は危険だと思い、極力、深みにハマらないよう敢えて避けてきましたが、その絶大なる威力の前に、わたくし、いよいよレッドゾーンに突入しそうです(笑)

その最たる影響というか、自覚に至ったのは言うまでもなくなのですが(苦笑)けれど、こんな風に、とうとう危険域を突破しそうだわ、なんて思っているのは、実は私ばかり。傍から見れば、前からそうだったではないか、と。
そう言われると、イマイチ反論しづらいサホ。そういえばガンパレも、私はアニメから入ったクチですが、見ようと思った最初のきっかけは内容というよりは声優さん目当てというのも大きかったんですよね(笑)

遙かに種Dにガンパレと。どれもメジャー声優さん揃いなので、他作品で耳にすることも多々ですけど、ここまで激烈萌え作品がかぶってくると、お声を聞いただけでは、何やらもう、どのキャラで萌えていいいのかも分からなくなるような今日この頃。
そして、そんなブレイク済みの方ばかりではなく、最近、ちょっと気になるのは、新人声優さん。以前にもネタにした『ファンタジックチルドレン』のキャストが、デビューして1、2年というような方が多かったそうですが、とてもそんな駆け出しには聞こえない、お上手な方ばかりだったので、今後のご活躍がかなり楽しみだったり。

「声優」は初めて子供心に憧れた職業でしたが、たとえ、それがなかったとしても、やっぱり、「声」は私の耳を惹き付けて止まない要素のひとつだったことでしょう。
けれども、単に美声なだけはなく、そこに、そのキャラを更に引き立てるものがなければ、やはり、これほどまで心とらわれることもなかったでしょうね。
そう考えると、たとえるなら、それはどこか某美食家・海原雄山の如く、妙なる素材を求めて彷徨い、それを堪能すべく耳を研ぎ澄ますというのと似ているのかも?
…な〜んて、私には海原雄山みたいに、薀蓄とか、こだわりとか、そんな大層なものはないんですけどね(笑)
…いえ、山岡さんみたく、私の身近な人はそれによって多大な被害を被ってるかもしれませんが…雄山と違って、あまりに黄色い萌え叫びに…

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