映画タイトルを拝借してますが、レビューに非ず。
既にチェック済みの方もいらっしゃるかもしれませんが、カミングアウトされた私の“初恋”話です(笑)

わたくしサホは仮面キャラに実に弱いのです。
それも昨日今日なんて話ではなく、ほんっと幼い頃から、男女を問わず、仮面キャラに憧れを抱き、パーティーグッズにあるような厚紙製の眼鏡みたいな形の仮面(某タキシード仮面さま風なアレです)をつけ、風呂敷をマント代わりに首に巻いては、ごっこ遊びに勤しむような日々を送っていたほどでして(笑)

何度か触れていますが、私が赤い彗星・シャアを好きなのも、仮面キャラだったというのが最大の理由かもしれません。少なくとも、一番最初、物心つくかつかないかの頃に惹かれた理由はそうに違いなく。
現実的に考えたら、覆面で立ち回りって怪しさ炸裂な危険人物な気がしますが、フィクション世界においては、素顔を隠して活躍するその姿、その理由は、大層萌えツボを刺激してくれるんですよね。しかも、大抵の場合、素顔は美形であるというのがお約束ですし(笑)

なので、まだLaLa本誌を購入していた頃、遙かマンガで一番気になっていたのは、当然、仮面のボスキャラ、アクラム様。ただ、ゲーム中、彼を落とすことは出来なかったので、ここでは自然と他のキャラに萌え株を奪われてしまいましたが(苦笑)、遙かキャラで「様」付けで呼ぶのは未だに彼ただひとりですし。

仮面キャラというだけで無条件に弱いサホです。
遙か1コンプ前に誘惑に負けて遙か3に手を出し、一番に攻略を目指したのがリズ先生なのは、ごく自然な流れでしょう。
それでも、先生へのその萌え心は、当初、とっても軽いものでした。
一目見た時からときめいていましたけど、やはり私の中の仮面キャラTOPはシャア大佐。と、いうか、燦然たる萌えキャラTOPで、もはや別格の存在。年季からして違いますし、既に刷り込み状態で、その座は揺るぎないもの。
なので、実は私の中でリズ先生は、当初、シャアその人と比較されがちだったのです。
例えば「この人もパツキンマスクマンね」とか、先生の素顔が晒された瞬間「こちらは本当に火傷跡隠すための覆面だったのね〜」とか。

ゆにぽん初の遙か3企画だった100質の回答を終えた時点でも、確かに先生は一番のお気に入りキャラでしたが、遙か3のキャラって皆、それぞれに魅力ありすぎで、二番以下との差は僅かなもの――のはずだったのです。
それが、いつしか遙か3というカテゴリーを逸脱し、気が付けば、あれ? 燦然たる不動の萌えキャラTOPだったシャアをも上回っている……?

どちらも、ひとりの女性に固執(というと言葉が悪いですが;)しているわけですが、シャアの生き様は、それも含めて男性らしい美学に彩られたものですけど、乙女的ロマン思考を叶えてくれるのは、やはりネオロマなリズ先生だったということでしょうか。
実は、神子一筋30年+α(←限りなく∞に近い?)と、ひたすら愛のためだけに自己完結して生きている先生に、すっかり、ほだされてしまったのですね(笑)見た目や表面的なキャラ設定だけでもツボだというのに、生き様が“ひとり速舞”風キャラとくれば、さすがのシャアでも太刀打ち出来ず。

それだけならば、おそらくは萌えキャラ順位の変動だけで済んだのでしょう。
けれども、こうして、いろんなこねたを放出しているうちに、自覚してしまったのです。
今まで、ずっと“初恋”キャラだと思っていたシャアでしたけど、別格なだけあって、それは見上げて憧れるような対象。
ところが、リズ先生は、その募る想いゆえに、いじり倒したくて仕方ない。
これって、好きな子に意地悪したくなる小さな子と同じ心理…? ま、まさか、これこそ“初恋”――!?
“初恋”だからか、想いばかりが迷走しているのでしょうか。自分でも唖然としたり愕然となる妄想に憑かれる始末。

そんなこんなで、すっかりガンパレとは疎遠になったかのように思われそうですが(苦笑)
もちろん、今もガンパレキャラに対する萌え度も並々ならぬもので、感じる愛も深いのですが、リズ先生へのそれとは形が違っているように思えるのです。
言うなれば、ガンパレ愛は二度目以降の恋愛というか、もう少し成長して冷静だったり客観視出来る(と思いたい)もののような…。
見た目も中身も私の萌えツボすべてを兼ね備えたキャラがガンパレにいたら、そんな危険極まりない不器用な初恋に堕ちていたかもしれませんが、幸か不幸か、私の萌えがうまい具合に分散しているのでした。

それにしても、萌えに忠実になることを宣言して新年を迎えたわけですが、まだ半年も経ってませんけど、既に予想以上の萌え堪能っぷりに、我ながら、なんと萌え豊作年なのだろうと心底驚いています。
“初恋”を自覚して間もないというのに、実はただいま、別の萌えに捕らわれ、どうしていいか分からないくらい(笑)けれど、どれも、冷めてしまったわけではなくて、別次元で増えていくばかり。
昔『CIPHER』(成田美名子著・白泉社)の中で「愛は分けるものではなく、増えるもの」というような言葉があったのが思い出されます(笑)
こうして、贅沢な気がするくらい心は潤うのですが、反面、懐は軽くなる一方…。まぁ、幸せな悩みでしょうかね。はは;

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