ぬりかべとY氏の会話より 担当:もぞ
2005年7月8日7月下旬発売予定の、ぬりかべのハートを鷲掴みしている音ゲーがあるらしく、電話の先にいるY氏に一生懸命ゲームの馬鹿馬鹿しさを説いていた。
ぬりかべの発言には過分にいい加減なところが含まれているらしく、
「あ、ごめん、今のはノリで言ってみた♪」
とか
「〜とかいう面白さ、があったらいいよなぁ☆」
とか言っている。
電話の相手であるY氏は、ぬりかべの友人だ。
ぬりかべと出逢ったその日に彼の家に押しかけていき、卒業までの半年間のほとんどを共に過ごしたという不思議な人である。
ぬりかべがうるさい寂しがりやなら、Y氏は寡黙な寂しがりや。
共通の話題はゲームか映画か子供の頃に見たアニメくらいしか無かったらしいが、Y氏は「ぬりかべとは合わない」と言ってる割にはいつも同じ屋根の下に暮らしていた。
そういうわけで、Y氏はにらもぞの友人でもあるわけだ。
AHAHA!というアメリカンな笑い声が響き渡る。
ぬりかべという男のリアクションはいつでもオーバーだ。
「おまえって、ホント昔のこと忘れないよなぁ!」
どうやら音ゲーの面白さについて、Y氏が過去の事例をもとにケチをつけているらしい。
しかし否定されてもそこはぬりかべ。腹を抱え笑っているその顔はまさに至福を物語っている。
「あの映画の件は、本当に悪かったって思ってるって!」
あぁ、あの件かぁ…私の思考はしばし過去に飛ぶ。
***
にらとぬりかべが出逢って、多分一ヶ月後くらいの話だ。
自分の家に常に来客があることをハイテンションに喜んでいたぬりかべは、その場にいた皆に映画を見に行こうと提案してきた。
「ぬりかべさーん、あんた卒論どうするんですかぁ?」
「映画見る金なんてないっすよぉ」
という後輩の発言を無視し、ぬりかべはベッドの上で熱弁をふるったものである。
「今、上映しているス○ート○ック、これは何を犠牲にしても見に行く価値がある映画だぞっ」
ゲームをしていたY氏が顔を上げる。
「あれ、続きものだろ? こいつら(後輩連中のこと)には楽しめないんじゃないの?」
「わかってないなぁYくんっ、たしかに?とかついてるけど、まさに新シリーズというべき作品だし、ス○ート○ックそのものが今のアニメやSFに与えた影響を考えると、面白くないはずがないって☆」
「いや、わからんだろう」
「ノリが悪いなぁ、一緒に行こうよ〜! 街に行こうよ〜!」
結局、駄々をこね続けたぬりかべの意見はとおり、結構な大人数で映画館に行ったわけだけど………
少なくとも私にはワケがわかりませんでした(酷)
***
「なんていうの? たくさん人が家に来てくれたから、何かみんなを巻き込んでみたかったんだよね〜」
あぁやっぱりね、ぬりかべは思いつきの目的のためには手段を選ばないよね。
「俺も見始めた瞬間に『ヤバイ』って思ったんだけどさぁ、ある意味、一人で見に行かなくて良かったよ♪」
実に楽しそうだ。
いや、実際、ぬりかべだけは楽しかっただろうな…
「でもさ、お前がいつまでもそうやって過去を振り返るせいで、実は迷惑を被ってるんだよ」
それは初耳だな。
「お前のせいで、にらがいつまでもこの件のエッセンスを忘れなくて困ってるんだよね〜」
ぬりかべの言い分としてはこうだ。
にらに新しい作品をすすめるたびに「それって本当ですかぁ?」という疑惑の目を向けられる。
「面白いに決まってるだろ〜? 俺が嘘付いたことあるか?」
「ありまくりです。だいたい…なんか、昔、映画見に行って、それがすっごく面白くなかったような気がする」
「お前の思い違いだ」
「いや、Yさんもこないだ電話で言ってたような気がするもん」
「気がする気がするって…お前の記憶力なんか俺と変わらないんだからさぁアテにならんだろ…」
「でも、Yさんが…」
つまり、特殊技能『忘却』を持っているハズのにらが、Y氏のせいでこの件(のエッセンス)だけを忘れないので迷惑している、というのであります。
まぁ日頃のにらの記憶力に泣かされている人にとっては「迷惑」な話かもなぁ…
その後、ぬりかべとY氏はにらの話題で盛り上がり、彼女は(いろんな意味で)可愛いねという結論で会話は終わった。
つい先日の話である。
ちなみに、ぬりかべが話していたゲームは『押忍!闘え!応援団』(ニンテンドーDS)
彼が猛烈に面白ろがっていたのは「疲れたOLを応援で癒やす」という一点のみでしたが…
ぬりかべの発言には過分にいい加減なところが含まれているらしく、
「あ、ごめん、今のはノリで言ってみた♪」
とか
「〜とかいう面白さ、があったらいいよなぁ☆」
とか言っている。
電話の相手であるY氏は、ぬりかべの友人だ。
ぬりかべと出逢ったその日に彼の家に押しかけていき、卒業までの半年間のほとんどを共に過ごしたという不思議な人である。
ぬりかべがうるさい寂しがりやなら、Y氏は寡黙な寂しがりや。
共通の話題はゲームか映画か子供の頃に見たアニメくらいしか無かったらしいが、Y氏は「ぬりかべとは合わない」と言ってる割にはいつも同じ屋根の下に暮らしていた。
そういうわけで、Y氏はにらもぞの友人でもあるわけだ。
AHAHA!というアメリカンな笑い声が響き渡る。
ぬりかべという男のリアクションはいつでもオーバーだ。
「おまえって、ホント昔のこと忘れないよなぁ!」
どうやら音ゲーの面白さについて、Y氏が過去の事例をもとにケチをつけているらしい。
しかし否定されてもそこはぬりかべ。腹を抱え笑っているその顔はまさに至福を物語っている。
「あの映画の件は、本当に悪かったって思ってるって!」
あぁ、あの件かぁ…私の思考はしばし過去に飛ぶ。
***
にらとぬりかべが出逢って、多分一ヶ月後くらいの話だ。
自分の家に常に来客があることをハイテンションに喜んでいたぬりかべは、その場にいた皆に映画を見に行こうと提案してきた。
「ぬりかべさーん、あんた卒論どうするんですかぁ?」
「映画見る金なんてないっすよぉ」
という後輩の発言を無視し、ぬりかべはベッドの上で熱弁をふるったものである。
「今、上映しているス○ート○ック、これは何を犠牲にしても見に行く価値がある映画だぞっ」
ゲームをしていたY氏が顔を上げる。
「あれ、続きものだろ? こいつら(後輩連中のこと)には楽しめないんじゃないの?」
「わかってないなぁYくんっ、たしかに?とかついてるけど、まさに新シリーズというべき作品だし、ス○ート○ックそのものが今のアニメやSFに与えた影響を考えると、面白くないはずがないって☆」
「いや、わからんだろう」
「ノリが悪いなぁ、一緒に行こうよ〜! 街に行こうよ〜!」
結局、駄々をこね続けたぬりかべの意見はとおり、結構な大人数で映画館に行ったわけだけど………
少なくとも私にはワケがわかりませんでした(酷)
***
「なんていうの? たくさん人が家に来てくれたから、何かみんなを巻き込んでみたかったんだよね〜」
あぁやっぱりね、ぬりかべは思いつきの目的のためには手段を選ばないよね。
「俺も見始めた瞬間に『ヤバイ』って思ったんだけどさぁ、ある意味、一人で見に行かなくて良かったよ♪」
実に楽しそうだ。
いや、実際、ぬりかべだけは楽しかっただろうな…
「でもさ、お前がいつまでもそうやって過去を振り返るせいで、実は迷惑を被ってるんだよ」
それは初耳だな。
「お前のせいで、にらがいつまでもこの件のエッセンスを忘れなくて困ってるんだよね〜」
ぬりかべの言い分としてはこうだ。
にらに新しい作品をすすめるたびに「それって本当ですかぁ?」という疑惑の目を向けられる。
「面白いに決まってるだろ〜? 俺が嘘付いたことあるか?」
「ありまくりです。だいたい…なんか、昔、映画見に行って、それがすっごく面白くなかったような気がする」
「お前の思い違いだ」
「いや、Yさんもこないだ電話で言ってたような気がするもん」
「気がする気がするって…お前の記憶力なんか俺と変わらないんだからさぁアテにならんだろ…」
「でも、Yさんが…」
つまり、特殊技能『忘却』を持っているハズのにらが、Y氏のせいでこの件(のエッセンス)だけを忘れないので迷惑している、というのであります。
まぁ日頃のにらの記憶力に泣かされている人にとっては「迷惑」な話かもなぁ…
その後、ぬりかべとY氏はにらの話題で盛り上がり、彼女は(いろんな意味で)可愛いねという結論で会話は終わった。
つい先日の話である。
ちなみに、ぬりかべが話していたゲームは『押忍!闘え!応援団』(ニンテンドーDS)
彼が猛烈に面白ろがっていたのは「疲れたOLを応援で癒やす」という一点のみでしたが…
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