ミュージカルバトンで、改めて実感。
今の私の音楽世界ってなんて貧困なのでしょう!!

昔から、聞くのは割と決まったアーティストに寄りがちでしたが、今はもうほとんど解散済み; 好きなアーティストに関しては割とマメにアルバムを購入してましたが、今となっては、その機会は滅多になく…。
結構好きとか、そういうレベルに関しては、遠い昔はフツーにレンタルでチェックしていたのですが、考えてみれば、それがここ数年ほとんど皆無なのでした。CDに限らず、ビデオ・DVDも以前に比べたら激減しているのですが。その理由はズバリ、レンタルビデオ店が遠いこと!!!

その昔、自宅から自転車で10分ほどの距離の小さなビデオ屋に通っていたのですが、そこは確か3本借りたら1本無料とか、近場では一番お得な店。ですが、小さな店だったので、決して品揃えが良いとは言えず(その割には妙にマニアックな作品が揃ってましたっけ)、もう少し足を伸ばして、駅前のTUT●YAに行ったり。そこは15分ほどの距離でしたが。(あ、今回、すべて自転車での時間です)

家から5分強の距離にもビデオ店があったのですが、そこは微妙にレンタル料金が高くて、しかも作品が探しにくい配置の店内だったので滅多に行かなかったのですが、私が学生になってから、経営方針を変えたのか、突然、激安店になってしまったのです。
新作は確か1泊、準新作が2泊3日、旧作が1週間というレンタル期間で設定されていたような気がしますが、新作・旧作問わず一番安い時で0円、その後、少しずつ値上がりし、50円〜100円の期間が本当に長かったのでした。
その当時、私の身分は学生、これ幸いにと、それはもう思いっきり、いろいろ借りまくったのですが、但し、これはビデオ限定の話。CDは他店と変わらないか、それよりもお高め料金設定。店内自体も、ほとんどがビデオスペースで、CDは端の方に追いやられてましたし、CDレンタルが目的なら、別の店に行った方が良いという状況でしたけど、弱肉強食な競争社会というべきか。近場のビデオ屋のほとんどが閉店してしまい……。
そう、それが、私がCDレンタルと疎遠になった最初のきっかけでした。

そして、月日は流れ、ここらじゃもう不動の人気ビデオレンタル店――のはずが、ある日、突然、その激安店が閉店してしまったのです。な、なぜに……っ!?
近所の店が一番安いというのは本当に有難い限りでしたが、潰れてしまったものはもうどうしようもなく…。けれども、その店があまりに繁盛していたために近場はほぼ全滅! 一体、これから、私はどこまで借りに行けば良いの――!?
こうして、私は、泣く泣く、レンタル生活に別れを告げたのでした……

そんな期間をしばらく過ごし、ようやく新しく出来た店の会員になったのですが、そこは近いといっても自宅から15分強、信号なんかに引っかかっていると20分かかるかも、という距離。
お値段的には、その潰れた激安店の最終的料金設定より、ちょっぴり高くなったのですが、価格よりも、さすがにこの距離では、以前のようにそうフラリと気軽には行けず…(号泣)
まだ、借りに行く時はいいんですよ。気分的にも、体力的にも(※行きは緩やかな下りなので)。ちょっとした運動がてら、ペダルこぎこぎというのも悪くはないのですが、そうやって行って、お目当てのものがなかった時の悲しみと言ったら――!
それに、この距離です。傘を差しながら自転車で、というのは少々キツく、今みたいな時期だと特に、天候のことも考えなきゃいけなかったりするわけでして。前は歩いてでも行ける距離でしたのに……。

そんな理由で、めっきり、ビデオレンタルする機会が減ってしまったのですが、その今、通っている店は割とCDも豊富に置いてあるんですよね。
「これ、借りてみたいな♪」と思うものもいろいろあって嬉しいのですが、でも、聞いて楽しむのは、後でダビングしたもの。レンタルしたそのCDが手元にあってほしいのは、落とすのに必要な時間分だけなんですよね。それだけを考えたら当日レンタルでも全く問題なしなのですが、同じ日に、またその往復40分近くの距離を自転車で2回と思うと気が遠くなり…。
かといって、1週間もレンタルしようものなら、場合によっては中古の方が安上がりだったり。
うーん。やっぱり、今日はDVDを借りて帰ろっかな――と、結局、いつも、そちらの方向へと流されてしまうのでした……。

そんな片道20分弱の壁の前に、途中で止まったままのシリーズ作品まであったりして、いやもう切実に、近くにTUT●YAさんにでも再び出店してもらえないかなぁと。強豪店もなくなり、学生さんも多い土地柄なので、繁盛すると思うんですけどーーー。
……なんて言いながら、実は、距離的には、潰れてしまった激安店よりも更に近い場所にも1軒、レンタルビデオ屋があるにはあるのです。激安店が激安になる以前からあり、今も変わらず営業中。一番近いのに、そこを利用しないのは、自転車は降りなきゃ突破出来ない急勾配の坂の上だから!!
距離的にはほんと近くて、まさに「行きはよいよい、帰りはこわい」の正反対パターン、帰りはおそらく2、3分で戻れると思うのですが、その坂があるだけで、とっても遠距離に位置しているように思われてならず…。
ですが、さすがに最近は片道20分の平坦な道よりは、行きは一苦労しますけど極楽な帰りを取るべきかなぁと考えたり。果たして、どちらが楽なのか…

ところで、昔はどれほど萌えようと「近所に激安店があるんだから、そこで借りたらいいじゃない」と自分に言い聞かせて、ビデオを買うということはしなかったのですが、そんな不自由なレンタル生活に加え、社会人になり、あの頃よりは僅かながらに資金には恵まれ…。
そういう事情もあるからこそ、私に「BLEACH」DVD購入を後押しさせてしまっていると思うのですよ。1巻は特典目当てというのが大きいですけど、他の巻は買う気ゼロでしたのに、ビデオ屋は遠いわ、行ってもレンタル中だわで、今のままでは半ば逆切れ気味に全巻揃えてしまいそうな勢い…。ああ、本当に、本っ当に、想定外なんてどころじゃありません。こんな突っ走り原動力は萌えばかりが理由ではないと思うのですよ…多分…。

そんなこんなで、引っ越し条件の中に「近所にコンビニがあるところ」というのがあるそうですが、私の場合、コンビニよりもレンタルビデオ屋を求めたいかもしれません。でなきゃ、このまま、懐も羽が生えるばかりではないかと恐ろしくて…!
って、単にものぐさが災いしているというだけの話なのでしょうけど(苦笑)ここはひとつ、原付くらいは乗れるようになるべきでしょうか…。いえ、ペーパードライバーの汚名返上さえ出来れば、多少店が遠かろうと問題ないのでしょうけど。そうすれば、長年の夢だった「好きな音楽をBGMにドライブ」も叶うわけで、自然と私の音楽ライフもまた豊かになってくれるはず!

と、まぁ、そんな理想を思い描いてみたりですが、果たして、潤いレンタル生活が再び実現するのは、いつになることやら……。

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