4月に萌えプチツアーを、6月にぽんた三姉妹揃ってのがっつり京都萌えツアー、そして、7月初旬に念願の鞍馬めぐり…の予定だったのですが同行してくれる地元友人の体調不良のため無期延期…。いずれ実現出来そうですけど、少なくともこの猛暑の最中、萌え旅はないだろうなと思っていたのです。
そこへ、急遽、家族旅行が決定。ツアープランは、山口県は、萩→秋芳洞→下関とついでに門司観光ということに。

山口といえば、源平合戦だったり、幕末ロマンあふるる場所。ですが、何といっても今回は家族旅行であり、特に最初の目的地、萩は観光というよりは母の旧友に会うというのが最大目的だったのです。母たちが旧交を温めてる間、ちょこっと別行動で萩観光してようかなとは思っていましたが、自慢にもなりませんけど、実は私、昨年のNHK大河「新選組!」のお陰で多少なりとも知識は得ましたが、幕末頃って大変疎くて; なので、志士にまつわる史跡めぐりというよりは、城下町の景色が堪能出来ればそれで十分かな、という心積もりなのでした。

そんなこんなで、京都から新幹線で一路、新山口駅へ。そこから萩へは1時間半くらい?のバス旅だったのですが、道中、小郡を通過。小郡といえば『瞬きもせず』(紡木たく著・集英社)が懐かしく思い出されるサホ。
家に帰ったら、久しぶりに、あのピュアすぎる少女マンガ世界を読み返したいな〜。うふふ。

…今回は家族旅行であり、萌え目的は余裕があれば、のはずでしたが、旅の初っ端から、妄想モードに入ってるような…。

そうして、萩に到着したのですが、結局、夕方に母の友人さん宅へお邪魔することにして、昼間は萩市内の観光ということに。最初に遊覧船に乗ったので、街中を散策し始めたのは15時くらいからになってしまって。レンタルサイクルを利用し、母リクエストのとあるお邸に迷いつつ向かったら、運悪く、その日から閉館; 時間にそう余裕もなく、そこからは行きたいというより行けるところ重視で行動し、通りかかるは木戸孝允旧邸。
無料ということもあり中を見学することにした私たちでしたが、屋内に、何やら見慣れた像が。そう、それは、6月の萌え旅の時にも見た京都の某ホテルに立っている桂小五郎像の1/30スケールくらい?のミニチュアだったのです。まさか、こんなところでも出合えるとは。しかも、ちっちゃいので京都のよりカワイイ! けど、やっぱり、日本男児な体型はそのままなのね(笑)←顔は男前なのですが、体型は昔の人らしく胴長なのです。
それにしても、“木戸”よりは“桂”の方が馴染み深く、史実に不案内な分、頭を過ぎるのはヅラばかり(笑)
私以上に維新に興味がない家族なのに、結果的に志士の史跡めぐりが続き、その後、高杉晋作生誕地前で、さも幕末スキーぽく写真撮影したりしたのですが、私が思い出すのは銀魂だったり、るろ剣…。やはり、どこか純粋な観光とは一線を画している気が…。

で、翌日は萩からまたバスで移動して秋芳洞を訪れたのですが、初めての鍾乳洞探索に冒険心が沸き起こるとかというよりは『BASARA』(田村由美著・小学館)の関門トンネルシーンが脳裏を駆けめぐるんですよね。萌え旅じゃないといいながら、結局、煩悩にそう導かれてしまわずにはいられないのか――?

その後、またまたバスに乗り、最終目的地の下関へ。BASARAな追体験するなら、秋芳洞ではなく関門海峡のあるココでしょう。そして、余裕があれば…というか、ぽんた三姉妹末っ子たる私ですもの、それこそ家族と別行動してでも、ここは壇ノ浦を目指さないでどうする!! 
と、いうわけで、事前に壇ノ浦情報を集めていたのですが、関門橋のすぐ近くなのですね。これも恥を晒すようですけど、私、壇ノ浦って、もっと広島寄りだと思い込んでまして。一ノ谷とか生田も福原も、平家といえば厳島神社という印象で、もっと西寄りだと勘違いしていましたし;
壇ノ浦古戦場址は、バスで「壇ノ浦」ではなく「みもすそ川」停留所にある「みもすそ川公園」になる、などのお勉強はしていたのですが、下関のバスの路線図自体をじっくり眺めたわけではなく…。

山口旅行が決まった当初、下関から長府まで割と近いと旅行会社のパンフレットに記載されて、なら、寄ってみようかと言っていたのですが、申し込んだ旅行会社の担当のおねーさんに「それは厳しいかと…」と言われてしまい、諦めることにしたのです。
が、秋芳洞から下関駅行きバスって、モロ長府通るんですよ! しかも、旅行会社オススメで決めたホテル前すら通り過ぎてるんですけど! そりゃ下関に行きたいとは言いましたけど、何が悲しくて重い荷物持ったまま、ホテルを通過して駅に向かわなきゃならないのでしょう! その立地場所も、下関市とはいえ、下関駅近辺っていうより長府のすぐ隣なんですけどーーー!!!(怒)
向こうはプロだと思って任せっきりにしましたけど、社員ではあっても、知識は私たちと同等だったのね…(遠い目)
(その後も現地の人のお話で、電車の乗り換えとか、すっごく不便な手段で手配されていたことが判明したのでした…)

こうして、著しく損なわれたわたしくの機嫌でしたが、しかし、その直後、バスの次の停留所のアナウンスを耳にした瞬間、激しく胸躍らせることになるのでした。

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