十六夜記、プレイしはじめました。
ゲーム中、背後でぬりかべが八葉の真似をするので気が散ります。ヒノエの真似をされると一瞬殺意が湧くのは、彼が少年に程遠いからでしょうか。

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今回は、私がこの1ヶ月ちまちまと読んでいる本についての感想です。
ファミレスに行けば必ず長居することになるので、本を持って行きます。最近のお供が「ローマ人の物語」――著者である塩野七生さんはとても有名な方なので説明は差し控えさせて頂きます。
そもそも歴史が大好きなぬりかべが薦めてくれた本なのですが、肩肘張らずに読めて面白いです。
内容はその名の通り、ローマが出来て滅びるまでの話なのですが、現在も執筆中なので、全巻はまだ読めてません。ちなみに今日読んだのはパクスロマーナの話です。
最初は、歴史の叙述を読むかんじだったのですが、巻数をすすめるにつれ萌え視点となり、今はすっかりキャラ萌え、キャラ変換萌えで読む不届き者と成り果てた私。
特にお気に入りなのが、文庫本版のユリウス・カエサル(ルビコン川以降)の下巻です。
色眼鏡で読んでしまうきっかけとなったのが、カエサルの選んだ後継者オクタヴィアヌス(のちの帝政ローマ初代皇帝アウグストゥス)の年齢。
――カエサル暗殺時 弱冠17歳――
しかも美形、おまけに未完成ながらも後継者たるに相応しい資質の持ち主、ついでに軍事才能を補う同年齢の友人付き…
カエサルの話は政治書軍事書のような感じで真面目に読んでいたというのに、この少年の出場で一気に萌えメーターが振り切れてしまう自分にグッジョブ(泣)
慎重な策士でありながら軍事才能がほとんどゼロの少年、軍事才能を努力によって開花させる少年の友人、教養があり秘密裏の交渉を得意とした青年…この3人を軸にして物語を誰か書いて〜☆と切に願ってしまうくらい魅力的な歴史上の登場人物。
この策士な少年が如何にしてブルータス、そしてアントニウス+クレオパトラを追い込んでいったか、という記述は私に至福のひとときを与えてくれました。
実際の塩野さんの文章が萌え文章だということではないんですよ。独自視点で書いているとはいえ、兵法や政治システムについて真面目に取り組んで表記しているので、ローマの歴史の全体像は掴みやすいと思います。
基本的には歴史書の体裁をとっているので、登場人物の感情にまで深く踏み込んだ記述もありません。
…それでも歴史に名を残すような人物の設定だけでついつい萌えてしまうわけですよ、失礼ながら。
内容は詳細ながら堅苦しい本では決してないので、ローマ史に興味のある方は是非ご一読くださいませ☆

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で、ちなみに。
ローマ史のキャラ変換はもっぱらガンパレ(速水や善行)と遙か3(ヒノエや弁慶)です。

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