月夜が特に似合う季節になりましたね。
十六夜記、残るは協力技コンプだけという状況ですが、遙か世界の皆さんって視力良いなぁと思わずには…。
裸眼だと、満月も十六夜の月も、きっと同じにしか見えないサホです。眼鏡かけても眼鏡少年譲くんほどには、はっきりくっきり見えないでしょう。コンタクト使用でようやく分かる…のでしょうか…
うーん、自信に欠けますねー…。
そんな最近のちょっとしたギモンに、ちょうど明日は目の愛護デー。と、いうことで、それにちなんだお話でも。。。

一部の方を除いて痛いことはお嫌だと思うのですが、私も痛いことは出来ることなら一生無縁でいたいところ(苦笑)
例えば眼鏡からコンタクトにした時も、ものすごく勇気が要りました。
私がコンタクトにした頃というのは、まだ使い捨てレンズが出たばかり。ソフトは高いしケアも大変ということで、ハードレンズが主流でした。
周りにもコンタクト使用者は何人かいましたけど、皆そろってハードで、しかも全員が最初は猛烈に痛かったらしく。
大体、目の中に何か物を入れると考えただけでも「ひぃ〜〜〜」でしたが、しばらく涙が止まらなかったとか、10分くらい痛すぎて目も開けられなかったとか、そんな話ばかりを聞かされては、わたくし、どんなに視力が落ちようと、絶対眼鏡でいいっ!と固く心に誓っていたのでした。

ですが、いつしか「ド」がつくほどの近眼、おまけに乱視までかなり酷くなってしまい眼科でコンタクトの方がいいかも、と言われてしまったのですね。
で、意を決して、コンタクトにすることにしたのですが、多少高かろうと、手入れが面倒だろうとソフトにしたくて。
けれど、先述のように乱視も酷い目。乱視用ソフトレンズもありましたけど、その頃はスポーツする人とかほんとに限られた人が使うもの。特別な事情でもないなら、そこまで乱視の酷い人には絶対ハードですよ、と言われ、それでも粘ること30分くらい? 
どうしてもハードレンズを入れる決心のつかない私に、痺れを切らした店員さんが、
「確かに最初は痛みを感じる方が多いですけど、すぐ慣れますし、特に女性は出産に耐えられるように、男性よりも痛みに強い構造になってるんですよ? だから、大丈夫ですって。ね、とりあえず試してみましょうよ」
と、強引にハードレンズを私の目に入れてしまったのです。ぎゃーーーっ

――でも、あれ?
…聞いていた話と全然違うような…。
入った瞬間から全く痛みなんて感じないんですけど…?
恐る恐る、なんてこともなく、普段どおり、即座にぱちぱちと目も瞬き出来ますし…。
一応、目に何かが入っているという僅かな違和感はあるものの、ごろごろして堪らないって感じでもなく。。。

あまりに普通な私に、店員さんも少々拍子抜けされたようで。
「余程コンタクトに向く目なんですね〜」なんて言われましたが…何コレ? あんなにビビってた私って、すごくバカじゃない? それより、店員さん、大変お手間を取らせてスミマセンでした〜〜〜!!!

こうして、私の目には楽にハードレンズが入ったのですが、しばらくはドキドキの連続でした。中でも、私の場合、レンズがズレると白目のところに張り付いて、動かなくなることが多いのですね。特に痛いってことはないんですけど、最初にそうなった時は、そりゃもう怖くて怖くて(苦笑)
その恐怖がトラウマとなってしまったのか、すごくストレスたまってる時なんかに、醜く歪んだコンタクトを頑張って目に入れようとする悪夢にうなされたり(苦笑)親指大サイズの異様にボコボコと膨れ上がり、ザラザラトゲトゲな表面の謎の物体をですよ? 常識的に「レンズ」なんて呼べる代物ではないのに、苦戦を強いられるなんてまさに悪夢!(笑)

そんな私ですが、すっかり使い捨てレンズが主流となり、乱視用のも発売されている今でもハードレンズ愛用中。
2年前だったでしょうか。乱視用の使い捨てにしようと試したのですが、体質というか眼質に合わず断念。やはり私にはハードがベストなんですね。
そんな私の今のコンタクトによる現実的恐怖は、ドライアイが酷くなってしまったこととか、コンタクト装着中にゴミが目に入るのも痛すぎること! コンタクト使用されている方なら、あのガラスの破片でも入ったのかと思うくらい突き刺さるような痛さも分かっていただけるかと思いますが、自転車行動の多いサホは、目にゴミが入って、泣きながら運転していることもしばしばです。痛いし、涙は出るし、そのせいで前は見えなくなるしで、かなり危険(苦笑)
あとは、使い捨てではないので、レンズを落とした時は、ほんっと冗談抜きで寿命が縮むかと思うくらい心臓がぎゅっとなります。ええ、ゆにぽんの住人になってからも、落とすどころか洗い流して、灰になったことがありましたっけ……

「案ずるより産むが易し」
優柔不断気味で心配性な私には、後になって、この言葉をしみじみ思い返すことが多々ありますが、特に「痛い」という固定観念のあるものには、なかなかその一歩が踏み出せず。病気治療のためとか、生きてゆく上で不可欠なことならまだしも、そうでないなら、わざわざそんな目に遭わなくても…とつい逃げ腰に。
そんなわけで、コンタクトの次は私の場合、ピアスかもしれません。可愛いなぁと憧れはあっても、やっぱり耳に穴開けるなんてコワすぎっ。けど、これも身近なピアス使用者に笑われるんですけどね。特に私が注射慣れしてることを知ってる人には、あんたなら絶対大丈夫よと言われるのですが、それでも未だに勇気が持てず…。
痛いのもイヤですけど、アレルギー体質でもありますしね。余計なアレルゲンを増やしたくないのよ、と、もっともらしい言い訳を駆使しています(苦笑)

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