中島みゆき――彼女の曲で何が好きか、それを伝えるだけで何となく年代がばれてしまう、恐るべき歌姫。
何ヶ月かぶりの運転のBGMが何故か中島みゆき全集だかベストだかした私は、あまりの懐かしさに心揺さぶられっぱなしでございましたよ。
ちなみに私が好きなみゆきソングは「空と君のあいだに」です。もう10年以上も昔の歌なんですが、今聞いてもうるうるきます。
うるうるくる原因として考えられるのは、日本テレビ系ドラマ「家なき子」の主題歌だったこと。
ちなみに「家なき子」を見ていたのは、当時小学生だった妹で、私はあまり興味もありませんでした。
しかし、ちらちら見ていくと、すず(安達祐実ちゃん)の漢っぷりに嵌りまして、ドラマにドップリ。お母さんの命を救うため、間違っているかも知れない正義漢をふりかざす彼女は、まさに主題歌の主人公そのものでございました(ほろり)
君さえ幸せなら、それでいい。
君を守れれば、それでいい。
…みたいな部分が、ドラマと主題歌で見事にマッチングしていて、うるうるくるんだろうなぁ。でも中島みゆき自身が語るには、「僕」は犬のことなのだそうです…

次に好きなのは「最後の女神」です。
多分、これは毎晩、某ニュースを見ていて耳に馴染んでいたからじゃなかろうかと思います。家なき子の歌と違って歌詞はあまり思い出せずにいますから。

みゆきソングだと知っていても、私にとっては工藤静香さんの曲だというイメージが強い「慟哭」。
まだ耳コピー全盛期だった頃、サビの部分の歌詞が「泣いて」なのか「抱いて」なのかで友達と激論したのも懐かしい曲です(もちろん「慟哭」なので「泣いて」が正解)
静香が歌っていた時は、ちょっぴり気の強い女性がのほほんとした「男友達」に苛立っている歌、というイメージでしたが、中島みゆきが歌っているバージョンは、何て言うか、怨念を感じるというか何というか――凄かった(笑)
あぁ、「慟哭」って感じだよね、というか。
この男友達は主人公の気持ちを知って、実は逃げようとしてんじゃないか、とか。
色々、邪推出来ました(苦笑)

久々に聞いてみると「浅い眠り」とか「わかれうた」とか印象深い曲が多かったです。
ドラマとタイアップしたときの曲も、ドラマの方がドロドロしてたりして、相乗効果で忘れられない感じというか。
そして歌詞をよく聞くと、笑ってしまうくらい怖いものがあったり。
切手一枚貼り付けるのに怨念込めちゃうような歌詞、あれは何という曲だったかなぁ…

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