…と、銘打ってはみたものの、単なる余談でしかないのですが;

鞍馬めぐりの後、貴船神社に立ち寄ったのですが、この時点で、私、立ち止まると脚がガックガク; 脳にまで疲労物質が回ったのか、貴船神社のご朱印帳を眺めながら「そういえば、中尊寺のご朱印帳がカッコイイらしい」と言う友人に向かって、「中尊寺ってよく聞くけど、奈良にあるんやっけ〜?」と素で訊いてる始末。「何言うてんの、奥州やん!」とすかさずツッコまれ、平泉キャラに懺悔するサホ。疲れていたとはいえ、ああっ、ごめんなさいぃっ。

ところで、この貴船神社って水の神様とか縁結びの神様で信仰されているところなのですが、謡曲「鉄輪」とか丑の刻参りでも有名なところでして。愛憎は紙一重というか、古の都人の恋愛成就への気合の入れ方もさることながら、あんな奥地まで出向いてまで晴らしたい恨みって、語り尽せぬほど深いものなのでしょうねぇぇぇ。

そんなこんなで、もしかしてランナーズ・ハイなんかに近い状態だったのでしょうか。
ここまで頑張ったのだから、最後までガンガン歩くぜ!ということで、バスもあったのですが、貴船神社からまた叡電貴船口駅まで2kmほど、紅葉を眺めつつ、おしゃべりの花咲かせながら、てくてく歩いて、電車に乗り込み、さて、これからどうしよう?と。
いくら鞍馬好きな友人とはいえ、ここまでは完全に私の希望に付き合わせてしまったので、次は私が付き合う番でしょう。と、いうことで、彼女がずっと見たかったという京絞り製の几帳の見学へ京都絞り工芸館というところへ向かうことに。
鞍馬・貴船散策には下鴨神社横の叡電、出町柳駅を利用するのが一番多いかと思うのですが、一応、じもてぃーな私たちは上賀茂神社から2kmほど?にある叡電の某駅を利用していたのですね。
なので、その駅から工芸館まで、遙か的に語るなら、上賀茂神社→一条戻り橋→神泉苑な道程で30分ほど自転車移動といった具合でしょうか。何kmくらいあるんでしょうねぇ。多分10km前後?
京都は南下するのは楽なので、その道中もしんどさよりは寒さの方が身に堪えましたけど、いやもう、あの鞍馬を散策した後、神泉苑まで戻れる3神子様、さすがは先生の愛弟子でいらっしゃいますね! いえ、これは正真正銘の獣神子の証でしょうか。健脚レベルでは済まされませんって! 恐らくはスピードも兼ね備えた雌豹系おみ足なのでしょう(笑)

さて。その絞り工芸館では、几帳だけでなく、絞りの着物や帯、反物などもいろいろ見せていただいたのですが、これがもう美麗!
サホは着物には不案内ですけど、友人は自分で着付けが出来ちゃうような着物愛好者なので係の方とも話が弾んで。
普段、着物売り場などともあまり縁がなく、男物なんてもっと疎遠なもの。分からないながらも、二人の話を横で聞きながら、私は物珍しさとともに、特に黒地のすごく素敵な一品に、これは知盛レベルじゃないと負けずに着こなせなさそうだなぁ…など、ぼんやり、にんまり、ひとり妄想(笑)
ちもに限らず、平家メンバーであれこれ着せ替え、なんて、とっても眼福に与れそうですよね♪ あっつんなんて遊び飾り甲斐ありすぎでしょうし(笑)
思うに平家一門って源氏方より美的センスに恵まれてそうで、見繕うのも上手そうですよね。それも、何となく、知盛が、一番いい加減に選んでそうで、実際、誰よりも非凡なセンスを見せ付けてくれそうな感じがしませんか? でもって、さらりと…と、いうかやる気なさげに(笑)まとめて大人買いしてくれそうです。非ビンボー暮らしな時の話でしょうけど。。。
将臣くんは、平家的というか、横文字というか和製英語混じりなインスピレーション頼りの選び方ですかねー(笑)
こういう感覚は、熊野組な朱雀コンビも平家寄りでしょうけど、これが九郎さん辺りだと…。
うーん、無難すぎてもいいので、ここはごく素直な感性で選んでいただきたいかな、と…。間違っても、十六夜記的不可思議センスは発揮してくれずともと思わずにはいられない…(苦笑)
その師匠たる先生も、このテのことはあんまり得意そうじゃないのかなぁ。何というか、これ!という一品を選んでくれそうですけど、でも着まわし不可な一点もの、というか…(笑)
銀に見立ててもらったら、びっくりするくらい似合うものを見繕ってもらえそうですけど、その分、うっかりすると、恐ろしく散財してしまいそうです。銀に選んでもらうのはプレゼントされる時限定が無難(笑)

――などなど、止め処なく妄想トリップ。疲れのせいか、こうして思わぬところでも萌え旅は続いた模様(苦笑)
その後、新京極で買い物したり、お茶したり。某古本屋にも立ち寄り、ようやく帰途に着いたのですが、約半日のこの日の行程に、翌日どころか、帰宅後しばしの後、太もも辺りに既に痛みが…。こ、これは危険な…! お風呂で入念に揉み解し、薬もいっぱい塗りまくったのですが(苦笑)、翌朝、サホを襲うは未だかつてないほどの筋肉痛…!!!
もう、ほんっとうに有り得ない筋肉痛でした。って、あれは筋肉痛レベルと言えたのでしょうか(恐)特に階段が苦痛で苦痛で。その後、2、3日、摺り足状態が続いた私には、ただひたすら、獣神子様に尊敬の眼差しで平伏すばかり! ちょっとは神子様見習って鍛えなきゃですよ、ほんとに。。。

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