それは萌えと萎えの壮絶なる戦いのはじまり――

お盆に激烈にはまってしまった「BLOOD+」。絵板やバトン回答等でもうバレバレだと思いますけど、そのキャラ萌え度は、ガンパレ、遙かと、現在取り扱い中の萌え作品をも上回るかというほど。
ですが、それもそのはず。
主人公・小夜に付き従う“シュヴァリエ”(仏語で騎士の意)、青年・ハジのキャラがもう反則だろうというほどでして。
ゆにぽん的にたとえるなら、銀で先生であっつん属性なのですよ!
でもって、幼なじみ関係でもあったことまで判明!!
それはまさに私の萌え属性すべてをほぼ兼ね備えたような存在であり、これだけコンボで攻められてはひとたまりもございませんって!!!
もうハジに欠けているところがあるとすれば、仮面にマントくらい?(笑)
けど、戦闘中、翻る裾の長めな上着はマントっぽく見えなくもないですし、何より、仮面マントなキャラは別にいますしね!(笑)
そんな仮面マントな敵キャラ・カールの、小夜に対する執着っぷりは、テンションこそ正反対ながら、どこか知盛と通じるものがなくもなく、「レッツダンス」と叫びながらの小夜とのバトルは、それだけでも大ウケでしたけど、「今宵、十六夜の輝きの中、ラストダンスを踊ろうじゃないか!」ですよ!十六夜だなんて、なんて萌えシチュ!(笑)
と、言いつつ、萌え度的にはハジに次ぐのは、弁慶がこうもっと達観してしまったような完璧王子系敵キャラ・ソロモンなのですが(笑)
で、その二人の主であり、小夜の最大の敵である双子の妹・ディーヴァがこれまた悪魔的に可愛いのですよ〜。やってることも悪魔的ですけども(苦笑)
それ以外も基本的には美味しいキャラ揃いで、これはもう近年稀に見るほどの萌えっぷり!!!

――にも関わらず。
幸か不幸か、こうも極上の素材が用意されながら、それはそれはマズーな方向へと調理して下さいましてね……(遠い目)
語ることも出来なくなるほどの萌えっぷりですが、裏を返せば、何をどう語っていいのか分からない萎え世界でもあるのですよ…嗚呼っ

そもそも吸血鬼モノとか姫将軍系に弱い私にとって、「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は、ストーリー的には「?」な部分があったものの、それを吹き飛ばすくらい、主人公・小夜の漢っぷりが素敵すぎまして。
なのでBLOOD+も、放映前から期待せずにはいられなかったのですが、まず番宣でのショートカットな小夜に萎えてしまい…。
なんというか、ヴァンパイア世界ですのに、あのショートカットは健康的すぎません…?
あまつさえ沖縄の抜けるような青空の下、ハイジャンなどというさわやか世界は、私が求めるものとはあまりに違いすぎ(苦笑)
それでも、第1話のハジは、(チェロ弾きな部分も含めて)そのビジュアルだけでも、一目見た瞬間から私的に高ポイントなキャラでしたけど、寡黙ながら、その声はまさにど真ん中で、早々に妙なストーカーっぷりを発揮しながら、口移し(!)で己の血を小夜に飲ませるというトドメまで刺して下さったのですよ!(笑)
この鮮やかな一目惚れに、きちんと録りためることを決意したというのに、2話以降、しばらくは沖縄での小夜の家族メインな内容展開が続き、ハジは完全脇役なことに…。ええー…
お好きな方にはごめんなさいですけど、正直、小夜の義理の兄的存在なカイが私にとって鬼門でして;
序盤はその弟・リクすら苦手だったくらい。もっとも、リクは途中でハジとも仲良しにもなってくれて、すっかりお気に入り少年になりましたけど(笑)
と、いうことで、その後も録画はすれどチェックする気にはなれず…

そのまま年が明け、春が過ぎ、夏が来たある日――そう、あれは8月の自由帳当番だった頃、1人での食事時、他に見たい番組もなくて、それで何気なしにたまりにたまった血+ビデオを見ることにしたのですけど、やはりこうストレスを感じてどうしようもなく。
止めるなら今のうちかなぁ…と思いながら、でもハジは捨て難いしなぁ…と迷いつつ、お盆に突入。
将臣BDねたも何とかUPし、当初は、そのまま別ねたに入る予定だったのですが、各所で見かけた遙か祭レポに、あんなにもあっさりスルーしていた己が恨めしく結構ヘコだりしまして(苦笑)
その気分転換というか、少し遙か世界からの息抜きに、仕方なく(え?)またこれのビデオを再生したのですが、ソロモン&カールも登場なベトナム編に入りまして、やっとストーリー的にも面白くなってきたかも…!?と。
そこへ運悪く、わたくし、コンタクトを紛失しまして(ちなみに私はハードレンズ使用で、紛失はゆにぽんメンバーになってから2度目&今回失くしたのは、まだ購入してから1年も経ってないもの)。
懐も大打撃で、家でおとなしく血+鑑賞することで気を紛らわせたその2日後くらい?今度は非っ常に不愉快な目に遭ったりで、現実逃避じゃないですけど、憂さを晴らすにはもう萌えるしかないじゃないか!みたいな……って、なんか遙か解禁時と似ているような。はは;

その分、傾倒ぶりにも激しさを増したのかもしれませんけど、ベトナム編からロシア編に入り、1度目の小夜とハジの過去エピの萌え度と言ったら、それはもう予想以上のもので(そのシーンは萌え絵板に銀望でパロったほど)、そのまま突入したフランス編での回想で、いよいよ2人の関係が明らかとなり、もう私の萌えは最高潮!
カプ要素的にはもちろん、ハジにしても、小夜にしても、単体でもう骨抜きにされましたって。何ですか、この可愛さはっ!

――なのに、なのに!
次の瞬間には「なんでそうなるの…!?」と、白目青筋ヘコみ満載な方へと展開されてゆくのですよ……orz
某所で見たAMVは、仕事中、思い出して顔がニヤけて止まらず焦ったくらいだというのに、ほんと、素人でも、まだマシに進められるのではないかというような、凄まじく斜め上ばかりを行ってくれる有り得なさ……(遠い目)
けれども、その素材の良さ故に、マイナス値まで急降下した萌え度も、また瞬く間に沸点にまで達してしまって、もう切るに切れない…!
まだ私は一気にまとめて見たので、そのストレスもマシだった気がしますが、ほんと、それはまるでジェットコースターかのようで、萌え泣いた直後、萎え泣かされたりと、もう一体、これはどんな苦行なのかと…。。。

そんなこんなで、メディアミックス作品の方が物語としての完成度も高ければ萌え度も高いと情報は得てはいたのですが、アニメ本編の最後にどんな奈落に突き落とされるかも知れず、手を出す勇気に欠け…。
いくつかのシリーズは古本屋にあったので、ちらっと立ち読みしたのですが、最もハジ小夜度が高いという小説だけは保険に封印ですって(苦笑)
で、まぁ無事(?)最終話を迎え、ようやく、その小説を解禁したのですけど。
ほんっと、どこまで私の萌え心を奪い取れば気が済むのでしょう!これではもう、書きかけのネタまで気が回らないではないですか!(問題発言)
それくらい私の萌え魂をごっそりと奪い取ってしまった作品ですもの。土6枠の中でワースト1な視聴率&売り上げだそうですが、私にとってはダントツの萌え度を誇ってますし、それはもう盛大に布教したいところですけれども、やはり、物語の完成度としては、ねーさんたちにすらオススメ出来ないのが……。。。
種Dみたいな続編や、鋼みたいな劇場版などは望みませんけど、スペシャルエディション的にリメイクでもしてもらえたら、もっとすっきりするのでしょうか。
…なんて、願わくば、それよりも過去編OVAを制作してほしいなというのが、私の偽らざる本音なのですけども(苦笑)

と、基本的に私がゲーム以外で二次に手を出すは厳しいと思っているのですが、ここまで補完作業が要される作品ならやれなくはないのかなぁ…と思いつつ、いやいや、それならここはパロでと例によって血迷うのも無理からぬ話と言えましょう(笑)
パロ企画が遂行されるかどうかは別にしても、間違いなく今後のねたにその影響が及びそうです。

コメント