子供を産んでから、職場で「おばさま」達から構われるようになりました。
思えば妊婦時代からその傾向はありましたが、特に今は仲間意識が高くなるのか、はたまた、経験者ゆえの優位感があるのか、仕事中だろうが関係なく話しかけてきます。

「あなたは仕事してる方が子育ての何倍も好きでしょ?」
「あんたは子育てに向きそうにないから、仕事でラクさせて貰ってるんでしょ?」
「子供を預けても心配にならないんだね」

――おばさま達の私への印象が良く分かる状況下におかれています(苦笑)

私は仕事が好きなわけじゃありません。いや別に嫌いじゃないですが、身も心も仕事に捧げている状況にはありません。意識してドライであろうと心がけています。
仕事と子育て、そんなもん並列にして考えたくはないですが、とりあえずおばさま達には「子育ては大変ですよね」と言うようにしています。
子育ては好き嫌いでするもんじゃないし、人間関係の原点なので楽しいこともイヤなこともあります。イライラしたところで、幼い子相手に冷たく接するわけにもいかないので、彼とは感情的なお付き合いをしてますが(笑)だからといって子育てより仕事が好きだとかそんなふうには思いませんよね。

外観上、私が子育てしているようには見えないということに関しては、何も言うことはないのでスルー。「いや、ちゃんと子育てしてるし」というのもおかしな話で、それに時間的には仕事への配分が増えたわけだから、ある意味真実と言えなくもないし。子育てはともかく家事はすでに他人任せですし。
でも仕事は他人が言うほどラクでもないですよね。仕事は仕事で大変。
ただ究極的には「私の替えはいくらでもある」と自分に言い聞かせ、気楽だと思いこむことは出来ます。もちろん自分の良心と責任感を忘れたりはしませんよ。これを忘れたら、職場で不利益なことがありそうなときに戦うことが出来ませんからね。

自分の子と離れるなんて…という意見については、色々ありますよね。
「夫と彼の実家の皆さんにお任せしてるので心配はしていません」と答えることにしています。だいたいはこれで皆さん黙り込みます。
ママがずっと側にいて成長を見守るのも、大切。
保育園とかに預けてお友達を作ってあげる(社会性を身につけさせる)ことも、大切。
正答などはきっとないでしょう。
大なり小なり心配事は尽きないことで、そんな心配事は身近な人に話せばいいことなので、職場では口にしません。

一年前と今とで私は少し変わりました。
以前なら、おばさま達のこういう詮索というか質問に内心激怒していましたが、今は「そういう考え方もあるよねぇ」と思いながら適当に受け流すことが出来るようになりました。
年齢のせいか。
息子のおかげか(笑)
少しは性格がまるくなったのでしょうか。

――それっていいことなのかしら…?

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