なにって世界情勢のことですが。
 駄々っ子のようにミサイル乱射する北の国もあれば、聖地の国も隣国に地上部隊を出してきちゃったりして、ほんと物騒このうえない世の中になってきました。
 以前に、人間の不満の容量は生涯通してそんなに変わらないのでは?って話をしましたけれど、世界の紛争ってやつも質は変われども量としては変わらないみたいです。攻殻機動隊で、童のころは童の言葉を解すが大人になったら忘れてしまう、という一節がありましたが、人間も紛争を解決するための知恵を忘れ、今まで紛争と認識していなかった揉め事を紛争と捉え、どこまでも兄弟喧嘩を拡大していく愚かな子供なのかもしれません。

 とまぁ呑気なことも言ってられなくて、我々の祖国としても、敵基地攻撃能力の確保ってことで、こんなの
http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/message00/raptor.f22.htm
をアメリカから購入して防衛にあたる模様です。国際社会が全会一致して非難決議を出すくらいの空気のなかでは、違和感なく軍備増強できるんでしょうね。ちなみに1機300億。
 そんなの買う金があったら、いっそ北の国に渡せば安くすむんじゃねーの?ってな意見も飛びそうですが、日本から北の国に流れている資金は人道的支援だけでも毎年数十億あったうえに、麻薬とか宗教とか一部遊興施設とかで流れている金は兆円規模とも言われていて、なんとなく、これはこれで、釣り合いがとれるかもしれません。

 以前も言いましたけど日本は弱い国です。
 主要資源のどれかを止められたら生きていけません。当然それは資源そのものだけではなく、資源の通り道を塞がれてもそうなんです。具体的に言うと、北の半島と台湾とハワイ、この三つが全て塞がれたら日本という国はそこに住んでいる人間もろとも滅びるしかないんですね。過去、我が国の様々な優れた先人が指摘してきた、これは悲しいけれど厳然とした事実なんです。だから、国防を考えたとき、この三つを抑えているそれぞれの勢力とは、同盟を結ぶか、結べないのであれば、どちらかが滅びるまで全力で殺し合うしかないんです。ただ、生き残るために。

 例をあげると、戦国時代、有名な織田信長。非常に好戦的に領地を拡大していきましたが、それもそのはず、尾張、濃尾平野に起こった小大名でした。隠れるところも守れるところもないところに本拠地があれば、戦国時代では攻めていくしかないんですね。ただ、生き残るために、それだけです。この人の親父の織田信秀も少し余裕がでれば、三河や美濃に遠征を繰り返しては負けて帰ってくるを繰り返していました。だから、尾張に勢力を持つ小大名の宿命と言うことができます。信長の代になって桶狭間でようやく勝ちを拾うことができます。それで軍事均衡が大きく崩れます。そこで信長は、反乱分子を一掃し、改革を一気呵成に行い、軍を動員し続け、またたくまに勢力を拡大するわけです。その手腕は天才だったということでしょうが、彼の神髄は生き延びることに貪欲なほど忠実であったことだとぬりかべは思います。長篠で武田軍を破って覇権を確立した後も、憑かれたように勢力の拡大に腐心します。そして、結局、足下を掬われてしまいました。

 とどのつまり、何が言いたいかっていうと、北の国も追いつめられているんでしょうが、資源ラインに影響があれば国の存亡に直結する日本もそれなりに大きな危機感を抱いているということです。悪くすれば、織田信長的な心境というものが剥き出しになってくるかも分かりません。人間単体で見たって、個として確立できないものは他に対して激しい攻撃を加えることでなんとかしようとするんです。国だって例外ではありません。生存維持に必要な資源の流入が脅かされれば非常手段に向けて最も近い道を歩み始めるしかないんです。それは、ただ、生き残るためにです。それは水が高きところから低きに流れるように自明なことで、できればそれを避ける努力をすべきなんですね。

 軍靴の音が響いてくると、萌え対象も少しずつミリタリチックなものや真剣みが増したものが選ばれるようになるんでしょうか。それとも反比例して非現実なファンタジックなものが受けるんでしょうか。両方を兼ね備えていたと思われるゲド戦記の評価はかなり悪いみたいです。それは宮崎平和主義が陳腐化したからでしょうか、それとも単純に作り方が悪かったからでしょうか。人間の感動は作品中で何かが救われることによってしかその琴線に触れることはないと思っています。きっと何かが足りなかったに違いありません。一方、記録的な売上を誇った指輪物語ですが、いまだにDVDが売れ続けているということです。この作品のテーマは「和解」だったと勝手にぬりかべは思っています。そのような現実が10年くらいのうちに北の国にも聖地の国にも訪れることを祈っています。
こうして、勝浦宿(笑)に向かったのですけど、そういえば、新宮の商店街でも、ここでも、スモモが山盛りで売られてるのですよ。時期を思えば不思議ではないのですけど、その量といい値段といい、もしや産地?私の中で和歌山というと梅とミカンの貧困イメージしかなかったのですが(今、調べたら全国2位だそう!)こんなことなら、わざわざ持ってくることなかったの?どうせなら、現地のもので完全再現し直すべき…!?けど、今、これを買ったとしても、この量は1泊旅行の道中では食べ切れない…orz
おのれー!な気分になりつつも、そこは夕方の勝浦の海辺。となると、自然と脳内で裏熊野のお別れシーンが再現されずにはいられぬ現金な私(笑)曇っていたので、夕焼けは望めない分、ムードはやや欠けてましたけど、その辺は妄想力で補完です。
泊まったホテルは自体は遙かとはもちろん無関係ですけど、港から船に乗っていくのですね。そこでちょっと、ヒノエに船に乗せてもらう的妄想が出来たり、あと、昨年夏に行った壇ノ浦の連絡船が思い出されたり。5分程度の乗船時間ですけど、なかなかに楽しいひとときで。
でもって、そこのホテルって敷地内に確か6つ温泉がありまして。有名なのは、お殿様が帰るのも忘れたという、洞窟の中にある露天風呂なのですけど、もう1つ別の洞窟温泉の名が「玄武洞」なのですよ。サホとしてはそここそがメイン風呂でしたけど(笑)、先にそのメジャーな方から攻略し、ついでにその横にあった温泉にも寄ったのですけど、これ以上はしごしたら湯あたりしそうかな…と。

で、玄武洞には翌朝入ったのですけど、規模は劣るものの、洞窟の向こうに広がる景色もこちらの方が私は好みかなぁ…。波音に耳を傾けつつ、それこそ玄武ということで、乙女に温泉を楽しむあっつん妄想(遙かのおまけマンガ影響ですね)と、先生の混浴な邪妄想が駆けめぐるのを抑えられない私。朝っぱらからまったく!そりゃ、のぼせても仕方ないですって(笑)

しかし、この雨、止むどころか、強くなってきてない…???
帰りの電車まで時間ありますし、ひとり頑張ってもう1度那智大社に行こうかな…いや、やっぱりあそこに連日は無理かなぁ。けど速玉なら平地だし――などと、妄想とは別に、温泉の中でまた性懲りもなく考えていたのですけど、こんな雨の中、あの階段なんか歩いたら絶対死ぬ!と言われ、それに反論出来ないほど、ほんっと、洒落にならないくらいの雨脚になってきまして。
TVをつけると、うわぁ、大雨警報出てますよ…。。。

時間は勿体ないですけど、まぁ、とりあえず、この目に焼き付けることは出来ましたし。のんびりお土産でも見てようということで折れる他なく。
そこのホテル、結構、売店も広くて、お土産選びも楽しく。ねーさんたちに最適なインパクトあるお菓子だったり(笑)普段なら味重視で選ぶところですけど、ぶっちゃけ熊野三山というパッケージだけで決めてしまいました。ポストカード代わりに。中身は二の次だった(え?)中身は、素朴な感じの焼き菓子なのですが「開運巻」ということで、ご利益あるといいな、と。少なくとも萌えは渦巻いてそう?とか(笑)個人的にはヒノエが懐に忍ばせてるといいかな、とか。見た目も唐菓子風かもしれないとか何とか。けれど、これ、同じものを自分用にも買うという考えが、家族用の品などを母と選んでいるうちにすっかり抜け落ちたようで、帰りの電車の中ではっと気付いて後悔したのですけど(苦笑)
いろいろ試食もしまくって(笑)それほど退屈せずに済んだのですけど、いつまでもそこで時間を潰せないですしね。少し雨が弱まったので、ひとまず駅まで出てみることにしたのですが、確かに雨はすこ〜しマシにはなっていたものの、突風に煽られ…!ぎゃー、折りたたみ傘がめくれそうなんですけどーーー!

まだ梅雨も明けてませんしね。雨に遭うことは覚悟の上で、勝浦で多少降られるくらいなら、いっそ、知盛との雨宿りイベントを思い浮かべて萌えていれば良いよ!と思っていたのですが(苦笑)
けれど、この台風並みの天候の下ではさすがにムリ!小雨だからこそ、しっとりした雰囲気にも酔えるというものですって。しかも、前日の疲れなのか、その暴風雨に気力が削がれたのか、旅前の身体の不調さがまた出てきたような…。うう、とりあえず、座りたい……。
と、駅のベンチでひとまず休憩することにしたのですが、そこって地元のタクシー運転手さんたちの休憩所でもあるようで。で、世間話ついでに、雨で電車運休中らしいと教えて下さったのですね。ええっ!?
駅員さんに確認すると、始発の特急からして、大幅に到着が遅れているとのこと。予定していた電車の時間までは、まだ2時間近くあったのですけど、その始発の電車に乗ってもらうことになります、とのこと。しかも、その電車自体、いつ来るか未定って、マジでーーー!!??
とりあえず駅まで、ということでホテルを後にしたものの、この雨じゃ、駅前をぶらつくだけで完全に濡れ鼠ですし。ここで待つしかないとなったのですけど、こんな風に駅で足止め喰らったのなんて人生において初めて。しかも、その乗るよう指定された電車情報がアナウンスされるたびに時間がズレ込み、体調の悪さも相俟って、私の機嫌は損なわれる一方。
イライラとしんどさのせいか、ベンチに座り込み、うとうとする中で、これって怨霊の仕業!?だから、足止めされてるのか――などと思い始める始末。場所も熊野ですしね!
そういえば、九郎さんも「一体、いつになれば…!」的に苛立ってたよなぁ…って、ん?そんなエピソードあったっけ???思い出せないけど、でも、きっとこういう状況に我慢ならないのは九郎さんに違いない…。そっか、私って九郎さんと似てるのか……?
などなど、冷静さを欠いているのか、妄想に逃げ込んで気を紛らわせたい心理が働いているのか定かではありませんが、そんなことが朦朧とした脳裏に浮かんでは消え…(苦笑)

目が覚めた時には身体も天気も少し良くなり、その間に摂った昼食のマグロの山かけ丼も即効だったのか、とりあえず私は復活。結局、駅では4時間ほど待たされ、ようやく乗れた電車も、行きに利用した特急とは違い、大阪で乗り換えなきゃならなかったり、停車駅がだいぶ多かったり。もちろん雨で速度落とした運転だったりもして、ほんっと時間がかかるばかりでしたけど、駅で少し居眠りしたせいか、行きほど電車の中で眠り込むこともなく、七夕こねただったり、他のねたも少し練れた感じ。
というか、思えば、私、今まで上げたねたって、ほとんどED後設定なので、これまでの萌えめぐりをねたに役立てたことってないんですよね(苦笑)
強いていえば、サホの初将望ねたは夏に上げたこともあり、熊野での再会前後かなと密かに設定してましたけど、文中にそういう描写があるわけではなく。
妄想中のねたはゲーム中設定のものの方が多いような気もしますが(けれど、一番身近で書きやすそうな京舞台のものは、あるようなないような…)、ここはやはり、裏熊野ねたを書くという野望を近いうちに実現させよう!と決意も新たにしてみたり。

そんなこんなで、1泊旅行の割に良くも悪くもほんっと印象深いものになりましたが、また、もっとゆっくりじっくり訪れたいものです。そう、次は車で!車だったら、1日で熊野三山すべて回れると思いますしねー。でもって、その時こそ、あのお菓子もGETしたいのでした(笑)
それは突然のこと。1泊家族旅行計画が急浮上しまして。1泊となると近場の温泉に行くくらししかないなぁ…
となると、龍神温泉を熱烈推薦せずにはいられない私!「日本三大美人湯」という、もっともらしい理由を掲げてみましたが敢え無く却下されまして(泣)
けれど、その流れから、那智の滝観光に漕ぎ着けたのですね。那智観光なら宿泊地は自動的に勝浦に決定でしたが、家族的には温泉&マグロ、私的には更にそこに泊まれるというだけで「勝浦宿」な気分にも浸れるわけで(笑)
龍神温泉も捨て難いものの、那智勝浦なイベントは熊野&裏熊野、両ルートともに存在しますし、むしろ、こちらの方が熊野な萌えめぐりが適うという寸法ですよ!

こうして、緑陰の熊野への旅に出たサホ。
京都から乗り換えなしで行ける特急電車を利用したのですが、勝浦までは4時間ほどかかりまして。大阪経由で海沿いをぐるりと回るその路線は、それはそれで熊野ルートっぽさが味わえそうでもあり、存分に妄想を逞しくしなきゃ!と思っていたのですが、私、揺られると眠くなるのです(苦笑)
ただでさえ、前日、非常に気分が悪くてヘンな時間に寝てしまい、お陰で夜中は目が冴えて仕方なく; 体調は薬と気力でカバー出来てましたけど、またしても超寝不足での萌え旅決行(…)
と、いうことで、はっと気が付いた時には、もう窓の外は海…!ああ、熊野入りの瞬間はしっかり夢の中…orz
そこからは、うつらうつらとした状態で白浜駅辺りでは「この向こうに三段壁があるのかなぁ…」とか(笑)そうして潮岬に差し掛かる頃、いそいそと荷物を漁り、取り出すは冷えてないスモモ。ああ、我ながらアホすぎるっ!
もともとスモモ好きなのですけど、1ヶ月くらい前に今年初のスモモを食べた時、十六夜記プレイ後初めてのスモモでもあるのか…と思うと、ほんっと美味で(笑)で、この旅が決まった時、復習に4章だけリプレイして、どうしても、そんな裏熊野気分を堪能してみたくなったのですよ!!
その痛さ甘酸っぱさをしっかりと味わいつつ、潮岬って、束縛orスモモイベもあれば、先生失踪イベもあったりで、私的には本当に美味しい場所だよなぁ…と曇り景色な灰色の海を眺めながら、しみじみ(白龍の傷舐めイベントなんてのは今の今までキレイさっぱり忘れられてました。。。)

ところで、那智の滝を見るなら、セットで那智大社も…となるのは必定ですけど、熊野三山すべてを回るのは時間的に厳しく。でも、那智勝浦駅から特急だと1駅の新宮駅下車の速玉大社なら、余裕で立ち寄ることが出来るなと。
新宮駅はその特急電車の終点でもあったので、初日は速玉大社をめぐって、もし時間があれば、その後、那智観光、無理そうだったら、宿で温泉を楽しむという予定でいたのですね。
新宮に着き、駅前で昼食にした後はすっかり雲間も切れ…。雨よりマシですけど、駅から徒歩15分の道のり、ここまで晴れてくれなくても…。燦々と照りつける太陽を少しばかり恨めしく思いながらも、この暑さはあの真夏の熊野っぽいかな。うん。と、いうことで、前日、あんなにもへばっていた私が一番軽やかな足取りでいられたのは、これまたお約束でしょうか(笑)

目前に朱塗りの鳥居が見えた時は俄然テンションも上がったのですが、…あれ?何だか想像していたよりも、こじんまりしてるような…???
世界遺産ですし“大社”ですし。イメージとしては、どどーんと佇んでいるというか、上賀茂神社とか下鴨神社以上にはありそうだと思っていたのですが…って、ローカルな比較ですけど;
でも、鳥居をくぐると、やっぱり、何というか、こう親しみやすい広さというか。弓なりの参道だったので、余計、そう思えたのかも?
で、その参道に平重盛公のお手植えという梛の木があって「これがそうなのか…」としばし見入ってしまう私。事前にその情報は仕入れていたのですけど、その時、「BASARA」のナギが皆の無事を祈って梛の葉を持たせるというエピソードを思い出したんですよね。あのマンガって平家物語ベースっぽいところもあって、遙か萌えとも重なる部分も多いのですけど、あれって重盛兄上が植えられた梛の葉だったのかな〜、などと思うと、また萌え萌えしてしまいそう…

…って、それより肝心の神殿を拝まなきゃ!と唐突に我に返るサホ(苦笑)
神門を抜け、スチルそのままの景色に感動したのですけど、この境内の広さだと、舞イベントやるには、ちょっと手狭では…?いえ、神泉苑ほどのギャップはなかったですけど(苦笑)
二人が舞った舞台って神殿そのものの中だったりするのかなぁ……と思いつつ、ちょうど団体さんがいなくなったのを見計らい、あのスチルアングルに近いポイントを懸命に探る私。けれど、やはり、写メで撮るにはちょっと難しく…(泣)
如何に写メフレームに収めるか、そちらに気を取られすぎて、あの舞イベント場所というのに、実はあんまり萌え妄想を膨らせなかったと白目青筋になったのは境内を後にしてからのことでした…;

写メ撮影の後、ほしかった牛王宝印をGETしたところで時刻は14時頃。で、携帯で天気予報を見れば、翌日は降水確率100%……
たとえ雨でも、ここまで来た以上、私ひとりでも那智大社は何としても行かねばと使命感メラメラでしたけど(笑)だったら、頑張って、このまま那智観光に行こうと新宮駅へ戻ったのですが、運悪くちょうど那智勝浦行きの普通電車が出た直後…。次の電車を30分以上待つか、15分後くらいに出る特急電車に乗るかのどちらかですね、と改札の駅員さんに言われてしまい。うーん、1駅のために特急っていうのも…;;;
と、そこへちょうど勝浦行きのバスが来たので、ひとまず、それに乗ることにしたのですが、うわぁ、電車の3倍近い運賃なのか…って、特急料金払うことに比べたら安いんですけど、バスだと時間がかかっちゃうんですよねー…。
那智大社とお隣の青岸渡寺は16時頃には閉まるらしく、これじゃあギリギリ間に合わないかも…。電車にしても、そのバスにしても、那智行きのまた別のバスに乗り換えなきゃでしたし。。。
まぁ、今日は滝だけでも見られたらいいかなと妥協モードに入っていたのですが、そのバスの乗り換えは危惧していたほど待たされることもなく。おお、ラッキー♪

バスで揺られながら、熊野古道の雰囲気を体感すべく大門坂を歩いてみたいなぁ…。うーん、でも、今日は時間ないし、明日ひとりで行ってみる…?
――などというのは、所詮泡沫の夢でしかなく(苦笑)大門坂の停留所を過ぎてから、だいぶ進んだ気がするのに(それも結構急勾配あり)、まだ目的地には辿り着かないのですよ。あれー?
そうこうして那智大社参道口を前に到着したのが15時過ぎ。バスの運転手さんにも「頑張って473段上がって!」と激励されたのですが、この階段、かーなーりーキツイ…。実は結構余裕かも?なんて思いながら昇りはじめたのですけど、もう寝不足も祟ってか、半分も昇らないうちに息も絶え絶えで。。。
秋の鞍馬山よりはマシに思うのですが、暑さの分、予想以上に身体に堪えるのかも…。
大門坂も歩いて、この階段も昇って――、などというのは、あまりにも身の程知らずでしたよ…。
休み休みに遠くに見える那智の滝を眺めつつ、あと一息というところで青岸渡寺への分岐点が。母の意向で先にそちらに回ったので、実際、473段は上がってないのですが(数えてないので、増減どちらなのか不明ですけど)、このお寺への階段の方が急な段差ではありませんか…?ひぃぃ
ほんっとにトドメを刺された!な覚束無い足取りで、終いにはお年寄りみたく手摺りを頼るようにしか進めない私は、その昇り切ったところでいただける名水で何とか無事生き返ることが出来ましたよ……(苦笑)

青岸渡寺を詣で、隣接する那智大社に向かったのですが、おお?那智大社も思っていたより、可愛らしい広さというか…。いや、冷静に考えたら、あんな山の中を広大に切り拓くことは難しいでしょうけど。
その那智大社って青岸渡寺とはお隣というか同じ敷地内という感じだったのですね。あの参道の階段をそのまま昇り切っていたなら、スチルどおりの景色が真っ先に目に飛び込んでたのか――と、それを思うと無念な気もしましたが、まぁ家族旅行ですしね。速玉は私の一存でしかなかったですし、これくらいは譲歩せねば…。
それはともかく、その景色に弁さまとの会話とか、新中納言さまなちもとか思い出されて、顔が緩みっぱなし(笑)
また、ひとり、写メ撮影に勤しんでいたのですけど、やっぱりフレームには上手く収まらない!しかも今度は逆光のせいで、何が写っているのかも見えないという罠まで!!ああっ
本当はベストポジションを見つけるまで粘りかったのですけど、時間を考え、泣く泣く断念。重盛公お手上の樟の胎内くぐりもやってみたかったですけどねー…。けど、将臣くんの樟植林が史実に則ったイベントだったとは、この旅がなければ知ることもなかったでしょうしね。その樟を見上げるだけで、ちょっと感慨深かったです。

閉まってしまう前に、慌しく、ここの牛王宝印は買い、那智の滝へとGO!
バスの運転手さんのアドバイスどおり、今度は裏参道を行ったのですが、この季節なのにウグイスの鳴き声が!ただでさえ、弁萌え激しい今日この頃、2章の京邸のウグイスの鳴き声のイベントがあったよなぁ…とムフムフせずにはいられません(危)
いやー、今までウグイスの鳴き声って春にしか聞いたことがなかったですけど、山が涼しいから?それとも年中鳴いているものなのでしょうか?

それにしても、もう16時半を過ぎたせいか辺りに人がいなくて。よく見かける「三重塔と那智の滝」な風景も誰に邪魔されることもなく満喫出来たり、存分に妄想も飛ばせたり(笑)しかも、そのお滝道が昔そのままのものらしくて。大門坂は諦めるしかありませんでしたが、ここで熊野古道を感じられるならちょうどいいな〜♪
浮かれながら、石の階段を下りていたのですが、古のものなので、石のサイズがバラバラなのですよ。段差も決して歩きやすい高さに揃っているわけではなく…。
望美って足滑らせて危うく滝壷へ…の前に、この階段から落ちそうになったのでは…?そして、有川兄弟の肝を冷やしていたに違いない…!
私としてはあの将臣くんの滝イベントは外せぬものですけど、この階段で兄弟揃って支えられるのも絵になりすぎる…(萌)
けれど、悲しいかな、ここで、そんな脳内劇場に支配されていては我が身が危うく…。あんな風に颯爽と助けてくれる幼なじみがいてくれるわけでもありませんしねぇ(笑)

そうして、那智の滝が祀られている飛瀧神社に着いたのですが参道がこれまた下り階段…。
鞍馬の下りもキツくて、山肌に滑りそうにはなりましたけど、あそこは石が敷き詰められているわけではなく。那智山は、ほんっと石に足を取られるというか躓きそうで。転んだら、石の階段ですし、ここの方が酷い目に遭いそうかも…。。。
やっと滝の正面まで辿り着いたのですが、鳥居より向こうは立ち入り禁止なのですね。その脇に拝所があったので、そちらの方にも回ってみましたが、滝壺の方へと降りられるのかと思いきや、更に高いところに展望台みたく、せり出した舞台のようなところでした。鳥居前よりは近くに拝めて、それは良かったですけど。しかし、そこで神様に祈るには、やや妄想にまみれすぎていたような…(笑)

随分、慌しくなってしまったのは残念でしたけど、とりあえず、初日に見たかったものは全部見られましたし。この駆け足的な移動も、考えようによってはちょっとヒノエっぽいかも?などと慰めつつ、鞍馬でも思いましたけど、ヒノエのあの身軽さは、この山がみっちり鍛えてくれたのだろうなぁ…とか(笑)
そんな帰りのバスの中、那智山を名残惜しみつつ、そこここに咲き誇る紫陽花にうっとり。那智山って、紫陽花がすごく多くて!山裾の辺りはだいぶ盛りも済んでましたけど、山頂の方はまだまだキレイで。
夕方の、しかも曇り空の山道という、この少し鬱蒼とした色合いに、その淡い青がまた映えるんですよ〜。っていうか、紫陽花=弁慶→切な萌え雰囲気に包まれるよう…!
旅に出る前は、熊野よりは裏熊野な妄想で支配されそうだと思っていたのですけど、ほんっと、萌えとは己に忠実ですね!(笑)
仕事をしていると上司との関係とやらに悩むことが多々あります。日頃から、どの上司ともあまり良好な関係が築けない私ですら、思っているよりも低い評定を頂いたりすると凹んだりするわけですから、上手く立ち回っているつもりの人間が「無能」だと上司から言われた時のショックたるや想像に難くありません。
つい先日、その場面に出会しまして、わたくし。思わず「見る目無いな」と呟いちゃいましたよ…あ、見る目無いのは上司ですよ。

「無能」と呼ばれたAさん。この方は、私の属する部署では誰もが認める有能な人物です。何が有能かと言えば、事務処理から顧客対応まで迅速にそつなくこなすスーパー・アルバイター。直属の上司Xらからは大変に可愛がられ、非常勤の立場ながら大変な発言力を持っていました、私の属する部署においてのみですが。
私もAさんの仕事に関しては何ら不安に思うこともなく、だからこそ結構な暴言に対しても片目を瞑っておりました。何しろ暴言は吐くもののプライドが高いのか、与えられた仕事に関して「出来ません」と言わない。よく観察していると「私がやります」と言ってる場面があまりにも多く、何というか、仕事押しつける相手としても最適だったりしたわけです。
とにかく色々な仕事を抱えるものだから、なかなか定時に帰ることが出来ず、結構な時間、残業をしていました。非常勤の労働時間の管理は、当然、直属の上司Xらが仕切らねばならないのですが、使い勝手が良すぎたのかXら自身が更に仕事を押しつける始末。これでますますAさんは可愛がられるわけです。
さて。
上司Xらには更なる上司Zがおりました。
このZ、大変仕事に厳しい方で、部下に頼りすぎるXらのことが大嫌いでした。もう、露骨なくらい。私が出会しただけでも「お前、辞表届を書いて毎日持ち歩いてろ」「降格願いを今ここで書け」と労働基準監督署も真っ青な発言をXらに投げつけておりました。
しかしXらとて、伊達に管理職してません。暴言を吐く上司に対しての対処法(主に、言い訳、聞こえないふり、など)も確立されておりまして、Zのフラストレーションは溜まる一方。
そこでZが目を付けたのが、くだんのAさんだったわけです。
まず、非常勤にしては残業があまりに多いと言うことで、Zの執務室に呼び出しをくらいました。Aさんにしてみれば、皆が仕事できないから手伝ってあげているのに怒られる、という理不尽な構図。「だったら仕事が公平に分配されるよう、私の上司に言ってください」と直訴したものの、Aさん本人の心構えがよろしくないという論点は変わらなかったそうです。
Aさんにとって不幸だったのは、日頃の暴言――と言っても大したレベルじゃないですが――が、Xらには「自己主張がはっきり出来る」と評価されていたのに、Zには「主張や文句ばかりでうるさい」と思われてしまったことでした。
結局、色々な要因が重なりAさんは職を辞することを上司に伝えることになりました。私の属する部署にとっては大変な痛手であると認識され、Xらはため息の日々。これに対してZは噛み付いた訳です。「あんな無能なヤツを重宝がる理由がわからんな」――あーぁ言っちゃったよ…そしてまだ辞めてないAさんに伝わっちゃったよ…

誰が悪いというわけでもないこの話。
一見すると悪役なのはZなのですが、諸悪の根源はXらなのだろうと思います。
Aさんは非常勤でした。このたびのいわゆるボーナス額だって、私の五分の一しか貰っていません。ですが真面目なAさんは仕事を一生懸命にこなし、それこそ常勤レベルの働きをしていました。それがAさんの自負となり、そして、自分より仕事をしない人間(特に常勤)に対する暴言を生んでしまっていたわけです。実際にとても有能でしたが、Aさんの本来の仕事というのは、目の前の仕事を着実にこなして定時に帰ることに過ぎなかった。いわゆるルーティンワークだけさせておくべき人間に、裁量分野の多い仕事を与えてしまったXらの責任こそが問われるのだろうと思います。

Aさん、この七月一杯で雇用契約が切れます。
今、彼女は資格取得に向けて猛勉強中です。頑張って!
続きましてなばりさまから頂いてしまいました♪
「○○でぴったりバトン」。お題はガンパレということで、
でははりきって行ってみましょー

■手を繋ぎたい人。
速水。
意外に手が大きいかなと。

■抱きつくなら。
石津。
びっくりされたい。

■抱きつかれるなら。
舞。
どんなシュチュか萌える訳ですよ。

■恋人にするなら。
茜。
うふふ…

■ペットにするなら。
岩田。
…なかなかイイと思う。

■結婚するなら。
中村。
男気に惚れる。

■浮気するなら。
善行。
目的がある方がいい。

■両親にするなら。
速舞。
常に単身赴任中なイメージ。

■兄・姉にするなら。
若宮と本田センセ。単純に。

■弟・妹にするなら。
瀬戸口と田辺。
弟瀬戸口もありなんじゃないかと。むしろそれがいいんじゃないかと!

■虐めるなら。
瀬戸口。
くすぐりとか弱そうで。

■虐められるなら。
速水。
くすぐりは勘弁。

■語るなら。
壬生屋。
腐女子な話をファミレスで朝まで。

■甘えるなら。
来須。
よくないですか?

■甘やかすなら。
瀬戸口。
甘やかす技量がないので、甘え上手な人がいいかと。

■敵に回したくないのは。
速水。原さん。
ガクブル

■旅行に行くなら。
岩田。
ペースが合いそう。

■デートするなら。
壬生屋。
甘いとこ巡りなんかいいなーと思います。

■次に回す11人。
とめ。

いやー、ガンパレでの妄想が久々で(え?)楽しかった。
このパッションをサイトにぜひ生かしたいものです。
ありがとうございました〜!
「自分を例えるとバトン」頂きました!
コバルト・ブルーで金糸雀色でイエロー+ブルー=グリーン?のにらです。
今年はこれで行きます!(え?)
例えられると不思議な感じですねぇ。
バトンを下さったSuzumeさま、ありがとうございました〜♪

それでは回答。

1.自分を色で例えると?
旺文社「古語辞典」から「赤白橡」。基本が何も考えたくない姿勢なのと、定まらない感じが。
好きなのはパキっとした色。
よく着る服の色は寒色系と白。
最近は緑系に惹かれます。

2.自分を動物に例えると?
捕らえられた宇宙人(笑)

…うーん
犬猫なら猫でしょうか。
熱しやすく冷めやすいマイペース(でも余裕はない;)

3.自分をキャラに例えると?(漫画でも映画でも可)
小動物系ということで「おねがい朝倉さん」の西薙くん−マイナスイオン+食い気、が妥当な線だろかー。

4.自分を食べ物に例えると?
あけび。
何となく。

5.次に回す5人を色で例えると?
止め。

6.ゆにぽんメンバーを色で例えると?
小学館「現代国語例解辞典」より
もぞ…東雲
サホ…象牙
ぬりかべ…琥珀

7.バトンを回してくれた人を色で例えると?
小学館「現代国語例解辞典」より
Suzumeさま…鶸(ひわ)

ありがとうございましたーvv
 最近はアマゾンでも楽天ブックスでも日常的に10%程度の割引やポイント還元をやっているので、相当な割引でないと食指を引かれないと思いますが──、ヤマダ電機で本を買うのが現在、最強です。凶悪と言って良いです。割引率にして約45%。もはや中古本でマンガを集めようなどと思わなくなります。

1 ヤマダ電機のポイントカードを4枚つくる。作成時、身分証明の必要がないうえ、ポイントを使う際も本人確認がないので、本名でも偽名でもいくらでも作り放題。
2 来店ポイントを毎回ためる。一回に100円もらえる。運がよいと5,000円もらえる。一枚のカードで4回来店ポイントがもらえるが、4回もらった後は、1,000円以上の買い物をしなければ、再び来店ポイントがもらえない。1,000円以上の買い物をした後は、再び来店ポイントが4回もらえるようになる。
3 4枚ポイントカードがあると、一回来店すると400円もらえる。来店ポイントが4回目を迎えたカードは、1,000円以上買い物して来店ポイントがもらえるようにしておく。
4 1,000円以上買い物は何でも良いのだが、マンガを2〜3冊買えば1,000円以上になる。通常、マンガを新刊で1,000円以上買っても400円以上値引きしてくれるところはないため、マンガや本が最もお得感が高い。
5 買いたいマンガや本がヤマダ電機になければ、素直に注文する。注文した本を次回の来店時に買う、再び注文をする、の繰り返しがお勧め。

 ということで、30回以上来店して、すでに3万円以上マンガを買いました。当然、貯まったポイントは15,000ほど。ぬりかべはポイントを貯めていますが、1,000円以上の買い物でポイントで支払っても来店ポイントは復活するので、1,000ポイント以上貯まったらポイントをドンドン使っていった方が現金が残っていいかもしれません。なお、本を現金で買うと来店ポイント以外に、本そのものに3%ポイントが付加されます。また、ヤマダ電機はJCBギフト券が使えます。これを金券ショップで2〜3%引きで買って、ヤマダ電機で使うのが一番お得感が強くなります。

 銀魂全12巻を試しに計算すると──、

1 現金の場合
12冊×410円=4,920円

2 図書カード(1,000円クーポンを960円で購入)の場合
 (4,000円×96%)+920円=4,760円

3 中古本の場合
 300円×12冊=3,600円(250円の場合、3,000円)

4 上記の方法の場合
 (3冊×410円-30円-30円-400円)×4回=3,080円

 というわけで、本が購入できるヤマダ電機は現在のところ最強です。

※4の場合の割引内訳
30円→書籍購入に伴うヤマダポイント
30円→JCBギフト券購入時の割引額
400円→ヤマダの来店ポイント
W杯開催中ですね。
見られる試合は大体チェック中なのですけど、22日は私にとって大変な日となってそう。日本×ブラジル戦もありますけど、それより大本命イタリアですよ!(燃)
一番好きな選手はもう引退してしまいましたけど、アメリカ大会から今もずっとイタリア贔屓。けれど、今大会、予選は、イタリア戦って地上波では1戦しか放映してくれないんですよねぇぇぇ(号泣)他の国ならハイライトでもOKなのですけどイタリア戦だけは別。デル・ピエロとかトッティ王子もフツーに、いや、かなり好きですけど(笑)一番ときめくのはザンブロッタ!もう国歌斉唱時のウインクがステキすぎてvvv 二次元ならまだしも、ウインクひとつで陥落させられたのは、この人が初めてですって(笑)
と、いうわけで、今の私にとって、イタリア戦に限っては試合そのものより国歌斉唱時こそがメインイベントというくらい(え?)
うーん、今朝のアメリカ戦ではどうだったのか気になる…。でもって、22日にもあれが拝めると嬉しいんですけどね〜。ああ、ほんとBS(もしくはCS)がほしいです…(号泣)

と、三次元な煩悩(?)はさておき。
あんまり…というか全然期待してませんでしたが(苦笑)、新録メッセ有りということで、とりあえず応募しておいたLaLaの全サの遙か3お試しDVD。
内容は、プロモ、序盤ストーリーダイジェストにフラッシュ・ムービー<ここに将臣・譲・九郎・弁慶のナレーション&ラブメッセージが収録されてまして。ナレーションは自分のスタンス語り? ラブメッセは文字通り、萌えシチュの中での語りなのですが。

届く前に某所でちらりとレビューを目にしたので、まさお萌えな出来なのは確実らしいと知っていたのですけど、何ですか、もう! 
相変わらず最萌えキャラには違いないのですけど、このところ、やや落ち着き気味だったまさお萌えの嵐が。幼なじみで兄的存在な語りが耳(というか腰?)に響いてもう大変!ほんっと、出るたびに萌え補完されてゆくのがずるいくらいの完璧さでした。

譲くんのラブメッセは相変わらずの甲斐甲斐しい餌付け作戦(笑)
料理に関する兄語りも嬉しく。やっぱり、まさおは冷蔵庫の中の残り物でちゃっちゃと作れちゃうタイプですよね!
「一緒に食卓を囲むって、何だか特別なことのように思えて」って、生まれた時からお隣さんの幼なじみ相手だったら、そこまで特別感には欠ける気もするんですけど、そうでない辺りが譲っぽいなとか。おかゆフーフー冷ました後「あーん」ってことまでは、やっぱり、あの譲には出来てないんでしょうねぇ、きっと…(笑)

これまた萌えるとウワサだった九郎さんは、か、可愛いすぎましたよ…!
将臣くんとは違って、出るたびに、恋愛対象というより、弟子だったり戦友モードになった印象でしたけど、いえ、だからこそ、あのあまりの初々しさに撃沈。
けど、居眠り神子の髪に触れるのはOKなのに、寝顔を覗き込むのは不躾って(笑)あれって髪触ってるんですよね。「手触りから違う」らしいですし。

そして、ただいま、一番萌えていると言えなくない弁さまは、あなたこそ誰よりいけない人ですって!!!
ラブメッセの余韻を残す悩殺ボイスにいけない妄想が広がらずには…!あれ、絶対、何事もなく帰されてませんよねぇぇぇ(笑)
ナレーションの方は「行きの道さえあれば、それだけで構わない」に激しく切な萌え!

と、無音状態が長かったり、キャラと画面が合っていないという不満点もなくはないのですが、このお値段なら十分な出来かなと。いや、もうちょっとお高くてもいいので、せめて八葉くらい全員分入れてほしかった…!!! 
未プレイの人にとって、お試しというにはネタバレすぎる気はしますけど、私的にはすっかり堪能させていただきましたよ。プロモとかダイジェストに、また久々にプレイしたくなりましたしね<はじめからやり直し中なのですが、気が付けば1ヶ月ほど放置状態…;

そうそう。届いたといえば、第2弾ボイカも忘れた頃にやって来まして。
今回もとりあえず銀髪兄弟だけ購入したのですが、兄上の方は相変わらずのえろっぷりで(笑)、弟君の方は前回よりさわやか度UPな内容。それはそれでステキなのですけど、このさわやかさに何やら物足りないような気分…。いえ、別にえろ甘さだけを求めているわけではないのですが(笑)、うーん、ちょい重衡気味な銀が最萌えだからかも?
全サとは逆に、こちらはもう少しお安くしていただけると、他キャラのも購入間違いなしなのですけどねぇ…(とっても遠い目)

そんなこんなで、ホスト部やらW杯に萌え燃えてますが、遙か3萌えも未だ止まるところを知らない様子です。
前回当番&バトン回答時はまだまだ認識が甘かったようで。なんて、それも例の如くという気もしますが(苦笑)というわけで今回はごっそり魂奪われ中の「桜蘭高校ホスト部」について、基本的ネタバレなしの方向で語ってみようかと。

「桜蘭高校ホスト部」とは、超お金持ち校に奨学特待生として入学した庶民・藤岡ハルヒが不注意(?)により、お嬢な女子生徒をもてなすべく、成績・家柄すべての面でトップクラスの美麗男子部員が運営するホスト部に入部させられてしまい――という物語。
告白すると、前回当番時にも少し触れましたけど、あれは2、3巻が出た頃だった頃だったでしょうか。この原作単行本を本屋で初めて見かけた時、実はハンパなく最悪な印象でした。ええ、ぶっちゃけ「ハァ?」みたいな…;
“桜蘭”の如何にもな字面にもちょっと乾いた笑いを洩らしたのですが、その後に続くのは“高校”なのに“ホスト部”ですよ。いくら流行ってるからって、よりによってホスト!
タイトルからイメージするような内容ではありませんよ、というような店員さんの手描きポップもあったのですが、それでもホストなBL系or少コミ的内容なのかとばかり。前作が結構好きだったので、余計反発を覚えたりもしまして;;; 

その後、昨年春、LaLa本誌を購入する機会があったので、ついでにこれも目を通してみたというかページをめくってみたものの、イマイチ面白さが分からず…。何しろ、主要キャラの重大秘密まで暴露される○○編クライマックス、というような途中からでは入りづらい話で。しかも、つい最近知ったことですけど、それってずっと引っ張られていた伏線で今後の核にもなりそうなものという…。初回がそれって…。。。
それから季節は移り、秋頃から成り行きで毎月LaLaを購入しているのですが、その登場人物&あらすじ欄でやっとBL設定でないことに気付いたという有様; けれど、それはそれとして、お約束すぎなキャラ設定に「フーン」くらいの薄い反応のみ。その頃はただの繋ぎっぽい回(あ;)とか過去話で、私の中でのこの微妙な位置付けが変えられないのも無理からぬことでしょう。
で、新エピソード突入で、ようやく、確かにこれはちょっと面白いかもと思えるようになったのですね。けれど、それもどちらか言うと新キャラ中心に読んでしまったので、ホスト部部長の環だけは当初の予想を裏切るキャラっぽいなぁと気になりつつはありましたけど、メインキャラの魅力に気付くにはまだまだ遠く及ばず…。

と、いうわけで、アニメ化決定の報にも、これってそこまで面白いか???が本音でした;;;
けど、ふーん、ボンズ制作ねぇ…って、あああ、このスタッフは…!まぁTVだし、初回くらいは見てみようかな。うん。
――と、ビデオに録ったもののチェックする間がなく次の週…。とりあえず今週も録っておこうみたいな状態が3回続き(苦笑)GW前半にそれまでの分を一気に消化してしまったのですが、その時点では「思ったより面白い…のかな…?」
実はGW前半、私、体調を崩し心身ともにかなり絶不調、ほぼ寝込んだような状態で;
けど寝すぎたら夜眠れなくなるので、仕方なく、ビデオでも見ようかな…と、このホスト部もチェックしたのですが、気が付くと物語がだいぶ進んでいて、また巻き戻す――を何度繰り返したことか(苦笑)
「面白いかも?」という感想でなかったのは、半分居眠り状態だったため、キャラのアニメならではの動きに感心したり、画面とか演出とかはサホ好みというかウテナを思い出すなぁ…と懐かしく思えたりしたのですけど、この作品のテンションの高さを面白がるだけの気力・体力に欠けていて、物語として私にとってどうなのか判別不能だったからというもの(苦笑)
病み上がりのGW中盤、何となくテンションが上がらないまま買い物に出たついでに、試し読みOKだった単行本1巻を手に取った時も、やはり本調子でなかったためか、マンガ1冊読むのすら億劫でかーなーりー斜め読みしか出来ませんでしたしねぇ…。と言いつつ、巻末おまけにあった環の身長が183cm設定ということには目ざとく反応している私でしたが(苦笑)

そんなこんなで、私、完全復活したアニメ第4話以降、ようやくこの世界について行けるようになったのですね。
ちなみにその4話はサブレギュラー登場の回。てっきり痛くてうざいだけのキャラかと覚悟していたら、むしろ、その飛ばしっぷりが可笑しくって!
肝心のメインキャラ、特に半寝込み状態では厳しかった環とホスト部部員である双子の濃い言動も、妙にクセになってきたような――などと思い始めたのが前回当番時のこと。
続く5話の双子のケンカ話で「こ、これは…!!」と、いよいよキャラ萌えに開眼し始めた状態でのバトン回答ですよ(笑)

そして、この運命を決定づけたかもしれない第7話。
関西では6、7話の2話分放送だったのですね。ちなみに関西圏ではホスト部&犬夜叉2話再放送という枠なのですけど、その週もてっきり犬夜叉が2話あるのだと思っていたのです。
それが、ほんっと偶然なのですけど、6話が終わって数分後の時刻にたまたまTVをつけたら、ちょうどチャンネルも10ch(ローカルな・苦笑)なのに、そこに映るは犬夜叉ではなく水着姿なホスト部…!な、なんで!? 
そのまま初のリアルタイム視聴をすることになったのですけど、なんか見逃した数分間が気になるなぁ…と。
で、その部分も後日何とかチェックすることが出来たのですが、こ、こんな場面を危うく見逃す…いや、リアルタイムで見られなかったなんて…お、おのれーーーっっっ
もうもう可愛すぎるんですけど、殿――vvv

…って、ん?
右肩上がりの環萌えとはいえ、これほど熱く反応するのは何?
もしやOPのサビみたく「MAYBE YOU’RE MY LOVE」なことに…?それほど私、殿(双子が使用する環の愛称)にやられてきているの…???
で、8話は結構、少女マンガの王道をゆく展開で更に環萌えは深まり、賛否両論真っ二つらしい9話は夜更けだというのに笑い地獄へと突き落とされ(笑)
環最萌え、次いで双子なキャラ萌えだけに止まらず、物語としても、これは紛れもなく、完全陥落させられたという結論に達したのでした。

タイトルイメージで敬遠される方は結構多いと思うのですけど(苦笑)それに加えて、私の場合、本誌で読んだ話が先述したとおり、主要キャラのシリアス背景が明かされる回やら回想話がほとんど。
そんな不運(?)も重なり、意外とオーソドックスな学園ラブ?コメらしいことは分かったものの、今ひとつ、その方向性を掴みきれずにいたのですね。
けれど、実際キャラたちが動くアニメのテンポでようやく納得。そう、これってラブコメというより基本ギャグ。つまり、お約束設定も過剰であればあるほど笑いを誘う世界なのだと。
「ホスト部」自体、実質、コスプレ付き社交クラブで、BLやらヲタっぽさもネタでしかなく。そういうのを如何に笑い飛ばせるかどうかという作品なのだなぁと、やっと楽しみ方に気付かされたサホ。
なるほど、ギャグベースであればこそ、シリアス設定がさらっと流されてしまうのも不思議ではなく、むしろ、安易に鬱方向に堕ちてしまわないところに好感度も高し!

それからというもの、暇さえあればアニメと手持ちの本誌を見返しては、これまで気付かなかった萌えと笑いの嵐に見舞われる日々。
分かってみると、立場的にはヒーローたるホスト部キングな環こそ「お父さん」で「殿」なズレた言動でヒロイン度全開というやられキャラ!アニメで動きが付くと更にそのうざ可愛さUP!(笑)おまけにLaLa今月号は環スキーには美味しすぎる展開ですしv
でもって原作ではちょっと苦手系に思われた双子も、アニメでは最初、見事なユニゾン具合に感心していただけでしたが、今やあの小悪魔っぷりが愛しくて堪らず(笑)
忘れてならない主人公ハルヒの天然ナイフなマイペースぶりやら、鏡夜の腹黒さ(笑)、ロリショタ担当のハニー先輩&寡黙さが売りのモリ先輩も、最初は狙いすぎてるよなぁ…という印象でしたが、現金なもので、今となっては絶妙なメンバー構成としか思えませんって。
たとえるなら、ホスト部の面々って「花より男子」のF4というか、いやもっとこう有閑倶楽部とか奇面組(懐かしい!)的であり(笑)
内容的にはグリーンウッドっぽいノリのような気もすれば、パタリロアニメを思い出すような…って、これは単にこないだのバトン影響でしかないのかもしれませんけど。とにかく「ホスト部」の響きに騙されていたというか偏見を持ってたのだなぁ…としみじみ。ああ、ここまで辿り着くのに、なんて遠い道のりだったのでしょう。。。

アニメ終了まで原作は封印しようかとも考えたのですが思えば、ストーリーこそ知りませんけど、アニメではまだ伏せられているキャラ設定はほとんど知ってましたしね。ネタバレというほどの情報は既に持ち合わせるし何も問題ないと判断…というか、そう理由を付けて原作全巻GET。
ネタバレ回避とかいう以前に、4月5月と大出費を強いられ、現在、萌え予算など削減すべき状況にあるというのに我慢の子になれませんでしたよ。はは;
それでも、きっと私は完全アニメ派なのだろうなぁ…と思いきや、原作も、もう、おなかが苦しくて堪らない(笑)
原作とアニメ、両者を比べると、基本的にアニメの方が演出がより上手い構成になっているかなと思うのですけど、その分、原作にはアニメではカットされた小ネタがふんだんで。 
やっぱりアニメ終了まで原作解禁は我慢すべきだったのかなぁ…と思わないでもないのですが、代わりにその違いを楽しむという別の鑑賞法を習得出来ましたし、アニメはアニメでまた別の小技が利いていたりして、懸念したほど、つまらなくなったということもなく。

と、まぁ、そんな紆余曲折?を経て、今年の私的萌え作品NO.1は早くもホスト部で認定されそうな勢い。
そして、返す返すも悔やまれるのは全サDVDに応募しなかったこと。遙か3DVD目当てに本誌購入した時、こちらは完全スルーだった私。陥落後、この全サのことを思い出し、慌ててLaLaをチェックしたら締め切り直後という悲劇!応募券を持っていたので尚のこと灰になりましたとも…。。。
この傷心は遙かDVDで慰めつつも、時期が被っていただけに自然とホスト部DVDが脳裏を過ぎる罠が…(泣)
それはともかく、ちょこっと布教したいという気持ちも込めて、今回は極力ネタバレ回避の方向でお送りしました。

現況 担当:もぞ

2006年6月11日
現在、社会保険労務士の勉強でキュウキュウ言わされております。とりあえず十科目は全てさらい終わり、再び労働基準法に戻ってきました。なぜか楽勝と思っていた労基法ですが、ぬりかべ先生と会話していると、実は全然わかっていないことに気が付かされ白目青筋です。はぅあー。

同じく社労士を受験するCさんは、何と仕事まで辞めてしまい、まさに背水の陣です。
うっかり受験に失敗すると、Cさんはぬりかべ会社の社員として雇われることになっています。
いや、資格に合格しても就職出来なければ、ぬりかべの配下決定です。
そのために、合法的でありながら過酷な労働条件を考えているぬりかべを見るにつけ、社会的に強くなりたいと心に決める昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか(苦笑)

そういうわけでCさんと勉強三昧な日々は八月下旬まで続き、更にその先は宅建の勉強三昧な日々となりそうです。

さらに。
息子が寝返りをうつようになり、そろそろお座りも出来そうな勢いです。
離乳食もはじめ、レシピに興味津々です☆
最近、週刊少年ジャンプを買い続けようか悩んでいます。デスノが終わってテキスト量が減ったせいか読みごたえが無く、休載も多いし…少し考えてみよう。うん。
***
現在、WJにて連載しているのは休載中を含め22本。
とりあえず目を通しているのは17本…案外読んでますねぇ…
ちゃんとページを飛ばさずに読んでいるのは14本。
これからの展開を楽しみにして読んでいるのは9本。
毎週、4割の作品をドキドキしながら読んでいる計算になります。
このうちコミックスを購入しているのは
●銀魂
●リボーン
●ムヒョロジ
●ネウロ
●Dグレ
●ハンタ
なので、残り3作品がつまらなく感じ始めたらジャンプ止め時ということになりますね。
部屋の片付けをしながら黄昏ていたら自由帳忘れてました(開き直り)

次から次へと掘り出されてくるブツに自分が言い訳しようもないほどのヲタであることを再認識させられましたよ。
まだ専門性(?)があるならいいと思うんですけど…この人はどこに向かおうとしているのか?てな感じの無節操さが頭が痛い。かろうじて性別だけは分かる…みたいな。

その前の日に飲み会に行ったんですよ。合コンというやつです。
高校時代の友達(非ヲタ)つながりで、全員同じ歳(稀少)だったので気合入れて行ったんですよね。
課題はいかに自分がヲタであることをかけらも出さず普通のOL(←私の中のイメージの)を演じられるか。
…最初は思った以上にうまくいっていて、ちょっと本好きの人ぐらいに見られてたようなんですよね(好感触)
駄菓子菓子、別のところで失敗してましたよ…
「お酒…強いね…」
手元にあったのは焼酎のお湯割り。
九州人だからといって、皆お酒が強いわけではないことをすっかりしっかり忘れてました…
男性人はあまりお酒の強い人がいなかったようで。
「あはは…胃腸が弱いんであったかい方がいいんです〜」
なんて妙な言い訳をあわててしたものの…あああ、グラスワインのロゼとか上品に飲んどくべきだったか…

そんな迷いの中、二次会。驚くべきことがおこりました(大げさ)
男性陣の口から「ワンピース読んでる?」だの「青春の漫画は?」と聞かれ始皇帝氏(変換ミス)じゃなく思考停止。
あげくのはてには「バナナフィッシュ」「花とゆめ」という単語までとびだしたときには「神は私を試されているのか?」というフレーズが頭の中をぐるぐるまわるわまる。
ヲタであることを思い切って晒すべきなのか、「ワンピース」までは一般人の許容範囲内だ…しかしワンピースは読んでないし、だが「花とゆめ」はどう解釈すればいいんだ!
なんてことを顔では適度に笑い、心ではもんもんとしてなんかもう飲みどころじゃなかったです。
いや、そもそも目的は合コンなんですけども。


それとも
お酒もヲタも中途半端だからダメなんだということか…?
いっそどっちかに針が振り切れてしまえば楽なのかもしれないと最近真面目に考え込んだりしてる適齢期だったりしますよ。

青春の漫画は結局無難(?)に「王家の紋章」にしときました。

オチないわ…
 何かちょっとした失敗が持ち上がったときに、
 「わたしが悪かった。とんでもないことをした。次からは気をつけよう」
 ってヘヴィに考えてしまう人と、
 「ありゃ、これは損だった。次からは得になるように行動しよう」
 ってポップに考える人がいる。

 一見すると、性格の違いに過ぎず、あまり変わりがないんじゃないか、と思うかもしれない。しかし、そこは、大いに違うんですよ。

 誰だって自分が悪だと簡単に認めるわけがない。問題を追及されたとき、「言われたとおりにした」とか「聞いてない」だとか「自分が悪いわけでなくあいつの方が悪い」とか、事態の改善や問題の解決に全く役立たない議論に突入してしまう。それは、善悪の正否をはっきりさせないと話し合いが進まないということで、とどのつまり、解決には時間がかかってしまうことになる。

 一方で、損得は話が早い。
 どれが損でどれが得だってのは、金銭や労力に置き換えての話がしやすい。それが他人のものであっても比較的分かりが早い。100円損するのと100円得するのはどっちがいいだろうかって議論は時間をかけてするまでもない。
 だからこそ、合理主義と資本主義は発展したと言わんばかりになるが、物事を客観的に捉え、問題点を把握し、システムを再構築することでミスを防ぐ体制を整える、というのはすこぶる効率が良いことだ。

 「わたしは全然、悪くない。おまえが気をつけろ」
 「わたしが全面的に悪かった。これから気をつけるから」
 実は、どちらの態度も将来の利益を確実なものとはしない。しかも、そこに至るまでに様々な紆余曲折と長い時間と多大なエネルギーを必要としたかもしれない。とても、もったいない感じがする。
 「わたしは悪かったかもしれないし、悪くなかったかもしれない。しかし、それは一時、棚に置いて、失敗は起こるべくして起こったと考えた場合に、何が原因で失敗がこったのかを話し合ってみよう」
 こうなければ、失敗は繰り返され、不毛な善悪論議が繰り返される。

 しかし、面白いことに善悪感覚に優れたヘヴィ思考の人に、ポップ思考も必要だということを伝えようとすると、
「そういう物の考え方ができないわたしが悪いって言うんですか?」
 と言われる。手が出せない、そこはもう理屈ではないのかもしれない。

 ちなみに現代では悪徳とすら見られかねないが、中世の時代は、「禁欲」と「忍耐」が美徳とされた。貨幣経済の未発達や厳しい身分制と教育の格差がある時代に、合理主義的思考で物事を解決していくのは困難で、人間がなんとか現実と和合するために「禁欲」や「忍耐」が必要だったのだと思う。不満や論理的矛盾があっても我慢することが、西洋では神の御心に沿い、東洋では礼に適うことだったのではないだろうか。いまでこそ僕らの時代は、「禁欲」や「忍耐」はなんですかそれ、と言った態度がとれるものの、経済的に貧しくなっていることに気づけば、嗜好も思考も変わっていく可能性がある。好まれるアニメや漫画のキャラ設定も変化を遂げていくと思う。
4月始まりのドラマは全くノーチェックなのですけど、アニメは稀に見るほど、いろいろチェック中のサホ。
と、いっても、リアルタイムで見ているものは土曜深夜枠くらい。けど、それはただついてるだけと言えなくもなく…(苦笑)
それ以外は、ほとんどビデオに録っては暇な時とか、ちょっとした時間に見てまして。例えば、メイク中とか(え?)、ひとりでご飯を食べる時とか。こういう時、30分番組って結構便利なんですよねぇ。その気軽さ故に、気付けば今回自分でもびっくりするくらいチェックしていたのですが(苦笑)

現時点で一番外す心配がなさそうなのは「SAMURAI7」。
BSで放送してた時から気になる作品だったので(我が家はBS視聴不可)珍しく2回目からチェックしてたり。OPがカミセンだったのが意外でしたけど結構好き。EDも好みで。
キャラもそれぞれ好感持てる印象ですけど、中でも今のところ、キュウゾウがとっても気になる私です。ああ、最近、三木さんに弱すぎますって(笑)
それはともかく、いわばアンコール放送ですものね。原作自体も名作ですし(って、「七人の侍」は見たことなかった気がしますが;)、それほど期待を裏切られることはないと思いますけど、仮にこの先、ストーリー的に私にはダメだったとしても、画面も音楽もBGMとしては既にもう余裕で合格。この辺はさすがGONZO作品って感じなのかも。

「BLACK LAGOON」も裏切られることはなさそうかなぁ、と。
原作も好きなのですが、アニメだとアクションがより映えますね。
キャスティングも結構渋いですし、安心して見ていられるような。でもってOPがすごく好き!
関係ないですけど、これ放映中に入るCMがこれでもか!っていうくらいGeneon作品連発なのですが、その中で「Ergo Proxy」が気になって仕方なく。なんかすごく私好みな感じなのですけどー!

この先の展開が楽しみなのは「獣王星」。
原作未読ですが「花咲ける青少年」とか「OZ」がすごく好きでして。光一ボイスもどんなことになっているのか気になるところですしね。ドキドキ。とりあえずOPは好きです。鼻歌率も結構高いですし(笑)
トールがまだ子供ということもあって、キャラ的には今の時点ではサードが一番美味しいかなと思っていますが、ただ、ご飯食べながら見てるところに「子種がないんだ」のセリフは、一瞬、むせそうになりましたよ(笑)

同じく白泉社系な「桜蘭高校ホスト部」は、LaLaでところどころ読んでいるので軽い気持ちでチェックしたのですが、原作は個人的には前作の「千年の雪」の方が好みだったりする私。
けれど、動いてる環先輩が妙にツボで、しかも、これまた183?設定だと知り、それだけでもう、うっかり萌え始めてきたという、思いも寄らぬ罠まで潜んでましたよ(笑)
原作をちらちらと読んでいるだけでは、ちょっと狙いすぎてるような感が否めなかったのですが、今や、あの濃さがクセになってきそうです(笑)うーん、榎戸さんが構成だから?<私的にやられることが多い脚本家さん。 
あの双子のユニゾンも堪りませんしね(笑)
回を追うごとに傾きつつあり、完全陥落まで、あと僅かかもしれません。

この先、ドカンとくるか、ぽしゃるか両極端っぽそうなのが「ガラスの艦隊」。
これ、目指すは銀英伝+ベルばらな世界なのですか?って、私、銀英伝に関しては知識ほぼゼロなので全くの見当違いな発言かもですけど。
とにかく、あのクサさが何とも言えずツボ。番組最後の最後、予告後の決め台詞までもが「革命の銀河、ルネッサンス」なのですもの!(笑)ああ、これって、ウテナにハマった時の感覚に近いかも。
これもGONZO系ですけど、ほんと最後までコケずにいてほしいものです。キャラ萌えに終わるには惜しすぎますし。そう、実にサホらしいところでヴェッティ様に目が離せません。
あのビジュアルといい言動といい、もう何もかもが素敵すぎて! 薔薇を投げて寄越す御姿には笑いと胸のときめきが止まりませんでしたよ! オプション・ラルフも可愛いですしv 仮面の姫君・レイチェル登場でますます良い味出してくれるのかな、とか。何より、ミシェルへのあの並々ならぬ執着心がもう…!(笑)
お陰で、第4話のバーでの決闘シーンに、何やらまた遙か3変換な妄想がもわんと広がりましたとも。もちろん、ヴェッティ様→知盛、ミシェル→望美、クレオ→将臣なお約束配役で(笑)
関係性だけなら、クレオには九郎さんでも良さそうな気もしなくないですけど、クレオキャラにはまさおのが向いてそうですし。
それに、決闘で何故か見事に散ってしまう上着とか、ちもvsまさおのが画的に面白そう!…と思ってしまうのは、やはり個人的趣味によるものですか?(笑)
けど、ミシェルの性別って結局どっち…? キー局放映分ではもう明らかになっているのでしょうか。私としては男装の麗人であってほしいんですけどね〜。ベタでもいいです。私的にはそちらの方が妄想力が高まるので(笑)
ラルフもどちらか謎ですが。基本的にサホはNL推奨なのですけど、ラルフは少年のが萌え度が高いような…。

――と、見ているのは他にもまだありますけど、今後の展開が楽しみなのはこんな感じ。
銀魂はもう言わずもがなということで省略(笑)あ、忘れてましたけど「うたわれるもの」も割と好きかも。
この「うたわれるもの」もそうですけど、今、見ている作品って、剣で戦うものがやたら多くて(ざっと思いつくだけで9作品)何かネタに活かせないものかと、そこだけは、ちょっとマジメな観察目線になってたり。いや、そんな戦闘シーンを扱うなんてことは私のスキルじゃムリすぎるのですけど(苦笑)それでも、二刀流キャラにはつい食い入るように見てしまいます。<それって結局ただの萌え目線では…(笑)

多いというと、今回は主題歌(特にOP)が好みなのがずらりって感じで、それも嬉しいんですよね〜♪
「シ●ーン」とか、ほとんどOPだけのために見てるようなものですし…。これ、世界観とか準主役級キャラとか結構好みなのですけど、主人公が私的にはあんまりこう共感出来ないのが…うーん残念。。。
新番組ではないですけど、鰤新OPもあまりの格好良さに水面下ではそりゃあもう大騒ぎで、すっかり祭状態でしたしね(笑)

表ではそんなには叫んではいなかったものの、最終クールはほぼ毎回泣かされていたというほど、私、エウレカに魂持っていかれてまして。
今、こんなにいろいろ見ているのですから、せめて1つくらいは、エウレカ終了のこの淋しい心を埋めてくれるくらいにがっつり萌えさせてくれる作品が出てきてほしいと願わずにはいられません。
先日、母が「鴨川をどり」のチケットをいただいてきたので、二人で観に行ってきました。
これは先斗町の舞妓・芸妓さんによる舞踊公演なのですが、こういったものは見たことがなかったサホ。普通に見てみたいという思いもあれば、花街の踊りというと日舞。となると、遙か3と連想してしまうのは当然のことでしょう(笑)

萌え種を見つける気満々で行ったわけですけど、想像していたのは舞だけの舞台だったのですね。ところが実際は二部構成で、第一部「雪女御扇面姿絵(ゆきにょうごおおぎのすがたえ)」は舞踊劇になってまして。
セリフが飛び出しただけでもちょっと意外だったのですが、扇屋の若旦那「かすみ丸」(漢字にするなら霞丸なのでしょうか?)にご執心な若い娘たちのやり取りに面白く思っているところへヒロインの登場。
――なのですが、そこで聞こえる「あかね」という呼びかけに、思わず吹きそうになるサホ。あかね!? 
色のことでも、聞き間違えでもなく、ヒロインの名前が「あかね」だなんて!!!
しかも、その「あかね」ちゃん、娘たちの嫉妬に遭い、小突かれたりするんですけど、そんないけずにもめげず、健気にかすみ丸のもとへ寄り添い、恥らいつつ微笑むようなほんと可愛い女の子。
遙か目線で見るつもりでしたけど、これは確かに望美よりあかねって雰囲気だなぁ、としみじみ(笑)うちの獣神子漢な神子さまは、めげずに、というよりは、しっかりやり込めてしまいそうな勢いですしね。
で、そのかすみ丸はというと、近いところでは銀? 娘たちから引っ張りだこで、それを良いことに(違)ちゃっかり扇を売りつけつつ、でも、あかねにぞっこんLOVE、みたいな。
けど、銀というには、優男すぎるよなぁ…。
そう、これは銀っていうよりも……と気付いてしまったら最後、あっという間に脳内パロ劇場の開幕(笑)
何しろ、かすみ丸だけでなく、あかねの行動までもが妄想を誘わずにはいられないストーリー展開なのですもの!

***

それはうららかなある日のこと。
その日も若い娘たちが扇屋を覗きにやって来ました。

「たかちゃん、こんにちはなのよ」
「あれー、今日は店には顔を出さないわけー? つまんなぁい」
「…へん…ね…どうしたの…かしら…」
「――そなたたち、また扇を買い求めに来たのか。これでいくつめだ?」
娘たちが首を傾げているところへ、背後から威圧的な声が響いてきました。
「いいじゃん、別にいくつ買ったって」
「確かにな。だが、瀬戸口目当てならば無駄なことだぞ。あやつには既にカダヤがいるのだからな」
「カダヤ? 何それ」
「それは――と、ふむ…。私がわざわざ説明するまでもなかろう。当人が来たようだからな。自分の目で確かめるがいい」

「まぁ、舞さん。こんにちは」
「壬生屋、芝村に挨拶はないとそう何度も言っているだろう」
「ふふ。相変わらずですね、舞さんは。それにしても、今日はいいお天気ですね」
その朗らかな声に誘われたのでしょう。
「――未央、来たのか」
奥から見目麗しい青年が顔を出しました。
「隆之さん!」
「俺のために走って来てくれたのか?」
目許を綻ばせ、瀬戸口は彼女のほんのり赤く染まる頬に触れつつも、空いている方の手はさり気なく腰に回しています。
明らかに良い雰囲気を漂わせている二人の姿に、娘たちは呆気に取られるばかり。
「確認は出来たか。つまり、そういうことだ」
「何よー! 僕だって負けないんだからね! ――ちょっと、ぐっちー、僕、扇がほしいんだけど」
ひとりの娘が、そんな二人の間を割るように邪魔を入れたものの、
「だったら、また新しいのを入れてあるよ。未央、あの棚にあるのを取ってくれないか?」
「はい――こちらですか?」
「ああ。で、ののみには…えーっと、あれはどこにやったかな」
「これではありませんか?」
「そう、それだ」
と、既に夫婦のようなやりとりを交わすではありませんか。
「みおちゃん、もうおよめさんみたいなのよ」
「そうだろう? お得意様にもそう言ってもらえるなら、もういつ来ても問題ないよな」
「もう、隆之さんったら…」
すっかり二人の仲を見せ付けられ、
「えへへ。きょうはありがとうなのよ」
「…また…来る…わね…」
「いつの間に、そういうことになっちゃったの? もう、信じらんない! いいよ、僕は他にもっとイイ男探すんだからー!」
などと言い残し、娘たちはいつになく早々と退散してしまいました。

「まったく締まりのない顔をしおって。瀬戸口、せいぜい壬生屋に見限られぬよう、しっかり励めよ」
「はは。姫さんも、たまには速水を労わってやれよ? 甲斐甲斐しくやってくれてるんだろ」
「な…っ! あ、あれは、厚志があれやこれやと勝手に世話を焼きたがるのであって、私は別に…!」
真っ赤な顔をして言い返す舞でしたが、不意にふるりと身体を震わせました。
「急に冷え込んできたな。私もそろそろ帰るとするか」
「そうそう。速水が心配する前に帰ってやるんだな」
「う、うるさい! 私は帰るぞっ」
「舞さん、お気をつけて」
「――やっと、二人っきりになれたな。未央に見せたいものがあるんだ」
「何でしょう――まぁ! きれい…この扇は?」
「おまえのために作らせたんだ。図案は俺が考えて。未央の面影を思い浮かべながら」
「本当に…? 嬉しい…。ありがとうございます、隆之さん」
この世でたったひとつ、自分のためだけに作られた扇を、うっとりとした面持ちで陽に翳す壬生屋に、そんな彼女を愛しげに見つめる瀬戸口。

この寒さを微塵も感じないほど、満ちあふれる幸せに浸る二人の前に、突然の来客が現れました。

「――こちらにいらっしゃる大変高貴な方が扇を御所望なのです。この店一番の品を見せていただけませんか」
「でしたら、こちらの品なんか如何です? ああ、未央、一番上の棚のも持って来てくれないか」
「はい」
「これも名品ですよ」
差し出された品をひとつひとつ、年若い女房が恭しく牛車の中の主人に見せました。
「御方さまのお気に召すものはこの中にはないとのこと。そこで、特別に誂えていただけないかと仰せなのですが」
「そりゃ構いませんけど」
「そうですか。細かなことは御方さまから直々にお話になるとのこと。では、御殿へとご案内いたしましょう」
「え? 今? 雪まで降って来ましたし、また明日にでも、こちらから伺いますよ」
「いいえ。時間がないのです。とはいえ、御方さまにこのような下賤な場にお出ましいただくわけには参りませんしね。さ、行きますよ」
「けど、こっちにも都合ってものが…」
「御方さまをお待たせするなど、とんでもないことです」
それは女房の鑑ともいえそうなほどの生真面目さです。余程、中の主人に忠誠を誓っているのでしょう。
瀬戸口の言葉も聞かず、その手を無理矢理取ってしまいました。
「ちょっと待ってくれよ」
先程まで、あれほどうららかだったのに、今にも吹雪きそうな空模様。
そのせいか、女房の手はやけに冷えていました。まるで、これ以上の口答えは許さないという女房の心そのままに。
「未央…!」
「隆之さん…」
壬生屋には強引に連れていかれる恋人の後ろ姿を、ただただ見送るしかありませんでした。

案内された御殿は既に真っ白な雪で覆われていました。
その寒い庭先で待たされ、瀬戸口の身体は冷えて仕方ありません。

「――お待たせしたわね」
涼やかな声が御簾の奥から発せられました。
「こちらに入ってちょうだい。詳しく説明するから」
「はぁ」
高貴な方という割には、気位の方はそう高くないのでしょうか。
こんなにあっさり御簾の内に入れてくれるなら、たとえ牛車の中に乗ったままでも、店先で話も出来そうなものなのにと、彼は内心、不思議に思いました。
中に上がると、そこには、どことなく物憂さを漂わせた、大層美しい女性がいました。
「私、扇には少しうるさいの。あなたに私が求めるようなものが用意出来て?」
「何とか対処させてもらいますよ」
「ふふっ。あなたならそう言ってくれると思っていたのよ」
「で、どんなものをお求めで?」
「私の心を映したもの」
「と、いうと?」
「…あの雪に覆われた庭のようなものかしらね。丹念に手入れされた植木も、今はこうして冷たい雪化粧を纏って…。綺麗だけど、どこまでも冷たい世界…」
悩ましげにため息をひとつ落とし、彼女は言いました。
「……いい加減、この景色の中にひとり閉じ込められるのには厭きたのよ。前にね、街であなたを見かけた時、思ったの。あなたなら、この景色を彩ってくれるかもしれない、ってね」
そして、彼女は瀬戸口の胸にしなだれかかりました。
「仕事の出来る人は好きよ。私の期待を裏切らない人は尚のこと――ねぇ、私はこの止まったままのこの世界から抜け出すことは出来ないの。何もかもが止まったままのこの世界。でも、ここにあなたがいるなら、それも悪くないと思うのよ。だから、ここで私のためだけの扇を作り続けてちょうだい」
「……あなたのような人にそう言ってもらえるのは満更でもないんですけどね、俺にはやきもち焼きの可愛い恋人がいるんで」
「知っているわ。けれど、人なんて、すぐに心変わりするもの。誰よりも、あなたがそれを知っていたでしょう?」
「…まぁ、あいつに逢うまでは、そう思わないでもなかったですけどね」
「あなたはここにいなさい。何もかも忘れて、ただ私だけを見ていればいいのよ。このすべてが止まったこの世界でね。その方が、きっと幸せになれるわ。あの娘も、あなたも、私も」 
「それはどうかな。皆、不幸になるだけという気がしますが」
「あなたが戻らなければ、あの娘も忘れるしかないでしょう」
「…あいつにただ待つなんてことは出来ないと思いますよ」
「ふふっ。そう言っていられるのも今だけよ」

と、彼女は瀬戸口の首に腕を絡めました。
その透き通るような白い肌は雪で出来ているのかと思えるほど、それはそれは冷たいものでした。

「――人間じゃないのか…?」
氷のような身体に抱きしめられ、瀬戸口の体温は奪われてゆくばかり。次第に意識も遠のきはじめました。
「何もかも凍らせて永遠に私だけのものになって…。あなたがいてくれるなら、この変わらない世界にいても、きっと忘れられると思うから。あなたがあの男のことを忘れさせて――」

「――隆之さん!」

その時、凛とした声が辺りに響き渡りました。

「おっと、ここを通りたきゃ、俺の拳を受けてみな!」
「踏み込みが甘い! あなたの攻撃は見切りましたよ」
「暴力反対デス」
「ならば、お退きなさい!」
「どうかお帰り下さい…って、ああっ、眼鏡が…!」

衛兵たちを軽くいなし、壬生屋が庭先に駆け込んで来ました。

「隆之さん、どこにいるんですか!?」
「未央…っ!」
「隆之さん!?」
「――自分から乗り込むとはね」
「だから言ったでしょ? あいつの信条は先手必勝でしてね。あの特攻ぶりにはこっちも気が気じゃなくて、いつも目が離せないんですよ」
「惚気は結構よ。それに、どうせ、ここまでは来れやしないのだから」

「ここは女御さまの御座所なんですよ! あなたのような者が立ち入ることなど許されないことです。今すぐお引き取り下さい」
「ええ。わたくしも隆之さんを迎えに参っただけですので、すぐにお暇するつもりです」
「そったら…いえ、それでしたら、あの人はもう戻られないそうです」
「そんなはずがないでしょう。さ、隆之さん、帰りますよ!」
「ちょっと、あなた! 見苦しいですよ」
「見苦しいのはそちらでしょう。あの人の帰るところはわたくしのところ以外にはないのですからね」
「言っても分からないようね! 私もやる時はやるんですよ」
「あなたのような腕でこのわたくしに敵うと思うのですか? 覚悟はいいですね!」
「ちょっ、ちょっと待ってよ! きゃあっ」
腹心の女房までもあっさり退け、壬生屋はついに愛する瀬戸口のところへと辿り着きました。
「ああっ、隆之さん…! 不潔です! 離れなさい! この女妖怪!」
「あら、随分だこと――けれど、そうね。あなたの言うとおりなのよ。だから、さっさとお帰りなさい。この人は私と一緒になるのだから」

ただならぬ冷気が漂いましたが、壬生屋が一太刀振るっただけで、それは瞬く間に消えてなくなりました。

「その妖しげな攻撃が私に効くとお思いですか?」
「…ただの剣術使いじゃない…?」
「壬生の家は代々あやかしと戦うもの。それに、あなたのその目を見れば分かります。あなたは、本当にこの人を必要としてはいないのでしょう? そんな人に、隆之さんを大人しく渡せるはずなどありません。隆之さんもいつまでも転がってないで、さっさと帰りますよ。もう日も暮れますし」
「転がってって、好きで転がってるわけじゃ…。なぁ、この冷え切った身体を未央のその肌で直に温めてくれると嬉しいんだが」
「な…っ! そのようなことを言えるくらいなら心配ないでしょう。いつも怠けているから、こういうことになるんです。もっと鍛錬なさい」
「はは…俺も速水のことは言えないかな…」
「何ですか?」
「何でもないよ――ま、そういうわけなんで、そろそろ帰してもらいますね。未央の言葉じゃないが、俺もあなたが本気だとは思えませんでしたよ。それじゃあ」

「――今度こそ、忘れられるかもしれないと思ったのは本当だったのよ…」

遠ざかる二人の仲睦まじい姿を眺め、女御はぽつりと呟きました。

「…それもこれも全部、あいつのせいよ。どうせいなくなるなら、最後まで他の女のことなんか隠し通してくれたら良かったのに…。そうすれば、私だって、きっと、もっと楽に吹っ切ることが出来たのよ。それでも、結局、こうして忘れ切れないなんて自分でも笑っちゃうわ。…やだ、何、これ…涙…? 涙ってこんなに温かいものなの…? ほんと、嫌になるわね。あの時は泣けもしなかったのに、今更自分の涙の熱に溶けるなんて……善行のバカ……」

こうして、雪女御は忘れられない恋の熱情に溶かされるように儚く消えてしまい、瀬戸口と壬生屋はほどなく祝言を上げ、まさにうららかな人生の春を謳歌したのでした。

***

ガンパレ的にあらすじ説明すると、まぁ概ねこんな内容。
街中で見かけた「かすみ丸」に一目惚れし、強引に連れ帰ったものの、結局その想いは叶わず、失恋の涙に溶けてしまうという「雪女御」のみ、だいぶ脚色入れてますけど(笑)
特に、あかね自らが御殿に乗り込んできただけでも、ちょっと予想外な展開でしたけど、衛兵たちに棒?で打ち据えられても、何とかそれをはね退けるばかりか、腹心の女房の攻撃に至っては、かすみ丸から貰った扇を盾代わりに応戦するのですよ! いやはや、健気を通り越して、恋する乙女は強いですね!(笑)

花街の行事というイメージからすると、私からすると敷居の高い、こう雅な雰囲気の日舞公演だとばかり思っていたのですが、お芝居としても、ほんと退屈することなく楽しめる内容で、第二部はそれこそ舞だけなのですけど、これも時折コミカルな所作が盛り込まれてたり。私にも問題なさすぎなほど、肩肘張ることなく堪能出来る公演なのでした。

以下、おまけ。

「――と、徹夜して、シナリオを書いてみたんですけど、どうです? 委員長」
「男性キャストは瀬戸口くんだけなのですか?」
「女子校の催しやし、女子で固めてしもた方が男前も引き立って、ええかと思いまして。あ、ちなみに、うちは監督でもと思てるんですけど、もし、劇に出るんなら、このナレーションでもやっときますわ。で、男子には裏方に回ってもらおかと」
「話題性を求めるなら、速水くんもキャスティングしてはどうですか? 最近、親衛隊も出来るほどの人気ぶりじゃないですか」
「ほら、ヘタに出して、芝村さん怒らせてしもたら大変かなぁ、と」
「それもそうですね。では、速水くんには客引きにでもなってもらいましょう――まぁ、チャリティーバザーの余興ですしね。内容としては十分だと思いますが、ただ、この雪女御ですけど…」
「主任の役が何か?」
「何、というか、その、心なしか、何やら妙に含むところのある役柄になっているような気がしまして…」
「嫌やなぁ、そら考えすぎですって」
「そうですか…? しかし、こんな役、原さんは嫌がるんじゃないですかね」
「いやいや、それがもう、えらいノリノリでしたよ。悪役とはいえ、美味しい役どころやって気に入ってくれたみたいで。美人さんやから舞台栄えするでしょうねぇ」
「はぁ…。ですが、この最後のセリフはさすがにどうかと……」
「ああ、それは主任の提案で、うちが考えたんと違うんです」
「……なるほど」
もぞさん来週激烈忙しい(はず)なので、週番自由帳始めちゃいます。
にらのスケジュールを考えると、今週中にもう一本とか書けないだろうから良いよね…

***

萌え絵板にも書いたんですが、4月下旬、急に思い立って「遙か3」の裏SS(18禁とかいうやつ)を読むことにしました。
改まって言う事ではないんですが、私、これまで読んだことありませんでして、遙か3の裏SS。いや、ガンパレだって好きな管理人様の裏SSしか読んでいない体たらくぶりなんですけど…
まぁ何がきっかけかというとですね、4月中旬、ぬりかべが「望美に襲われる八葉+知盛の台詞〜」とか言ってスラスラと(えぇスラスラと)即興でコネタを披露してくれたワケですよ。
それが何とも当を得ていて、乙女として泣けてきたというか…あ、泣けてきたのは私に遙か3のコネタでさえも浮かばないという現状に、なんですけど。
エロパロと言わないでも、サホくらいに甘いのは書けないものかと(いや、そんな甘くないですが)
ぬりかべに対する微妙な敗北感を胸に、にらに訴えたんですよね。
「エロでも何でもいいから、遙か3のSS書きたいんだよっ」
「――エロでもいい、って意味がわかんないんですけどー。別にエロじゃなくてもいいっていうか、エロ書けないじゃない」
そう、過去の実績から言って、私には裏モノが書ける気がしない。ゆにぽんの裏窓は頂き物だけが格式高い裏モノで、ゆにぽんメンツの裏SSはそろそろ表に出すつもりでいるくらいHな要素が無いか表現が温い…うぅ。
だがしかし、ぬりかべの分際でエロコネタが出来るんだから、私にだって、いやネオロマスキーな乙女だからこそ出来る甘SSくらい書きたいわけよ、にらさん!!!
「エロ書きたいっていうのは、うーん、あれだね、意気込み」(駄目じゃん)
「ふぅーん」

気乗りしない彼女をよそに「まずはインプットよ〜☆」と言うことで、もぞの遙か3の裏SS漁りが始まったわけですが。

***

「何か唐突なんだよね、設定が…」
再びにらに相談する私。
「いや、とても良く出来ているし、普通に面白いんだけれども、別に遙か3のキャラでしなくても良かったんじゃないかというか、むしろキャラ違うだろーっていうか…」
「仕方ないよぉ、だって細かく書いていったら何ページ書かなきゃならないと思ってるの?」
「なんかこう、恐ろしくて弁様とかちもとかの裏を読めないんだよね…だ、だって、九郎が青○だよ、見せつけちゃうんだよ」
「AVと一緒で、脈絡もなく突然すごいことしちゃうのが、裏SSなのよねぇ」
何ですか、その妙に達観した口調は。
「だ、だけどね、なんか望美がしおらしくて、そんなの望美じゃないっていうか(もぞイメージの望美は押し倒し系)」
「だーかーらー、重要なのはね、エロシーンなの。細かいところは考えちゃ駄目なの」
そーなんですかっ?
「…書けないよ、エロシーンなんて…」
「私も書けない書けない、お友達お友達」
「いっそ男同士の設定なら、実は書きやすかったりするのかな…」(末期症状)
「気のせい気のせい」
珍しくサクサクとにらに駄目出しされて意気消沈。
というかね、私が今までガンパレで読ませて頂いた裏SSが神だったことがよく分かってしまいました。さすがジャンルがニッチというか、上手すぎるんだよ、ガンパレの管理人様たちって…
こうして遙か3の裏SSインプット作戦は一日で終わってしまったんですが…

***

ここに来て、九郎の青○裏SSが舞速変換されて心苦しい今日この頃なのです。
九郎→舞(共通項はツンデレか?)
望美→速水(誘受け?)
でも裏SS書く技能が私にはないので換骨奪胎されたあらすじパロディを御堪能ください。
舞速に耐性がない人、舞の性格が舞じゃないといやな人は回れみぎぃ。

***

芝村主催のパーティーで命の危険に晒された芝村舞と速水厚志は、苦し紛れに「婚約」宣言をした。
しかし、舞をコマと見なす従兄弟殿は密かに二人を監視する。
ある日、道ばたで一方的に速水を怒鳴りつけていた舞は、自分たちの後をつける人影に気付く。
「まずい、速水、見られている」
「え…?」
「婚約が偽装であることが発覚してしまったかもしれない、軌道修正するぞ」
強引に速水の手を引き、舞は廃墟となったビルの一室に彼を連れ込む。
「私に合わせるがいい」
寸止めのキスをする二人。
しかしキス程度では納得しないのか人影は動かない。
軽く舌打ちし、舞は速水をにらみつけた。
「…これから私はそなたと唇を重ねるが…構わないか」
「うん…芝村とだったら、いいよ」
「…唇を重ねてしまったら、多分それだけでは済まないが、それでもいいのか」
「芝村こそ…」
「我らの命が懸かっている、私は本気だ」
舞は速水を押し倒し、己の制服のリボンをほどいた。
(中略)(えっちぃ内容です、補完してください)
速水が果てたのを見届けて、舞は再び背後を伺う。
そこにはまだ黒い影が…
「貴様…っまだそこにいるのかっ」
行為の全てを見てもなお監視し続ける人影に、さすがの舞も怒りをあらわにした。
隠し持っていたナイフを投げつける舞。
しかし…
「…何…?」
舞が人影と思っていたのはスーツの切れ端。
「………」
途端に羞恥心が湧いてくる。
速水はくすくす笑いながら舞を抱きしめる。
「珍しいね、勘違い…?」
「うっ…す、すまない…」
「エッチなこと、しなくても良かったんじゃない?」
「そ、それは…」
舞はしどろもどろになりながら、己のはしたないさまを思い浮かべ頭を抱える。
「…こ、こうなってしまった以上、婚約は本物だ、そなたは私のカダヤだ、いいなっ!」
喜んで、と微笑みながら、今度は速水が舞を押し倒すのであった。


ちまちまと勉強の合間にFF12を進めて、受験前の高校生気分を味わったりしてる訳ですが、
あれです。
前回も言いましたが、まったく先が見えません。
もうすでに80時間は軽くやってんですけど、終わりが見えない。
レベル上げと金策に必死過ぎてストーリー忘れます。ネオアンやりたい(関係ない)

装備とガンビットの組み方が悪いというのは重々分かってはいるのですが、ファミコンドラクエ時代からもともと自分のRPGにおいての戦闘スタイルはノープランノーガード、こん棒一本でただ打撃派。肌に合いません(笑)
FFタクティクスとかフロントミッションなんてよくやってたなぁとか思いますもん(戦闘システム・ゲームバランスはすばらしいと思います。自分が苦手というだけで;)

じゃあ何でやってるかというと…、キャラ萌え・世界観萌えへの期待、なんですよね。

そうそう萌えといえば、関ジャニ∞のツアーがいよいよはじまります(強引な)

初のアルバム「F・T・O」(ファンキー・タウン・オオサカ)を引っさげての東名阪ツアータイトルは「F・T・O・N」(ファンキー・トウキョウ・オオサカ・ナゴヤ)。
滝沢演舞場のポスターといい、このジャニならではの力抜ける駄洒落攻め。ふ・と・んツアーて(笑)

これにあわせての今月は雑誌の表紙ラッシュ。
彼らの求められてるポジションて結構微妙なんですが…、チェックしていて、かわいいなぁとかアイドル様は大変だなぁとか、まあ、いろいろのんきに思いました。
新人というわけでもないし、関西だからお笑い色もだしていくけど、でもアーティストとしても私は推したい。
何言ってるか分からなくなってきましたけども。
皆さま、ようこそお越し下さいました。
まったり行き当たりばったりサイト「ゆにおんぽんた」も2周年を迎えることが出来ました。
これも皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。

この1年、ネオロマコンテンツが激しく充実し、比してゲームでないコンテンツは手仕舞いとなってしまいましたが、好き放題萌え叫ばせて頂けました。
また色々と目移りしたりチャレンジしたり、という1年でもありました。

3年目も色々と妄想を強化して好き放題遊びたいと思います、

それではこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

ゆにおんぽんた 4月26日
 本日、資格試験でした。
 えーと。
 難しかったです。
 マークシート方式だったので、まだ運さえよければなんとかなりそうなんですけど、多分ダメです。うん、全然ダメでした。

 この試験がですね。
 不人気な試験でして、試験会場は主要都市だけという始末。要するに、受ける人が少ないわけですね。そのくせ、試験は一日かかりっきりということで、前泊するしかありませんでした。それで試験場の近くにホテルをとったりなんかしたわけですよ。

 するとですね、ホテルの前にあるんですよ。
 わたしは行ったことないんですけど。メイド。
 そう、メイド。もう別に目新しくなんともないでしょうけど。メイド喫茶が。ぽつんと。
 自然に見えて、案外、気になりますよこれは。そもそも、メイド喫茶って自然じゃないですし。まわりの落ち着いた風景と見事にミスマッチしてました。
 しかし、そこで行くかというと別問題。なにせ試験日前日ですから、振り切って寝てしまうことにしたわけです。
 で、翌朝起きて、もうすっかりメイド喫茶のことなんか忘れることができていたわけですよ。無意識に見ないようにして試験会場に向かうこともできたわけですよ。試験場に入って、受験票を出して、着席なんかもできたわけです。そこでふと窓の方を見たら、わぁなんでこんなところにメイド喫茶の看板が。チャオ!とか言ってるし。いまどきチャオかよ。
 これがですね。気になるわけですよ。試験中もずっと。気になってしょうがないわけです。前の方に座っていた禿げた中年の親父さんがいたんですけどね、一息ついて窓の方を見てしまい、そのまま釘付けになってしまってました。惚けたような表情で凍り付いて、まるでギリシア神話のメデューサだと思いました。可哀想に親父さん、5分は固まってましたから数問は落としてしまったんじゃないですかね。
しかし、こっちとしても気になって問題が解けなかったんです。

 結局、試験が終わった後、帰りの時間も押してましたし、メイド喫茶には行きませんでした。時間があっても行きませんでしたが。
 試験場の近くにメイド喫茶、これはどうかと思いますね。鬼門です。嫌がらせとか迷惑防止条例違反とか、そういった類のシロモノです。みなさんもくれぐれも気をつけてください。

 PS 8月には社労士の試験が控えていますので、試験場の近くにメイド喫茶がないことを祈りつつ、がんばります。
絵板では叫ばないだろうなぁという、ごく私的な呟きです。
ちなみに、サホは、
将臣→先生→弁慶→景時→譲→(ノーマルED)→敦盛→ヒノエ→九郎→白龍
という順番で攻略。

・将臣
…については既にほぼ叫び済みですけども(笑)
王道キャラ、現在の萌え度、幻影の素性解明など総合して、1周目に持ってくることに決めたのですが、「迷宮」の謎(ラスボス含めて)は冒頭の教室での居眠り?時点で見えちゃいましたし、幻影の一人称に、その正体はもう疑いようもなく(笑)キャラ萌えにのみ意識を集中して臨めたのは良かったと言うべきなのでしょうか?(笑)
そこからは今回も清盛公に泣かされる気満々で進めてましたけど、予想以上に余裕のある幼なじみ萌えっぷりにくっらくら。で、予定通りに父語りに涙し、EDにトドメを刺され、私にとってはほんと完璧だったルートでした。

・リズ先生
萌え度と予想される難易度から早めに攻略してしまおうかと思ったのですが。
十六夜記での蜜月イベが期待していたほどには萌えられなかった私ですけど<今更、鬼ネタで葛藤されても…というところで、無印ほど感動出来ず。
迷宮は、先生ってやっぱり先生だなと萌え萌え。クリスマスイベの神子の妄想力には恐れ入るばかりでしたが(笑)どの選択肢を選んでも萌え度高し! 私的には食欲ないのが一番好きですが。珍しいお願い口調がツボすぎて。
で、ひとり迷宮に挑んでしまうなんて、もう先生すぎる!その背中にようやく追いついたかと思えば、無数の時空の想い出とバッドEDな運命。ああ、これぞ先生たる所以!!(笑)
先生ルートでは、迷宮に消えた先生を待ち続けるバッドEDも結構好きでした。いい子とも言ってもらえますし(笑)
ただ、スチルが……(遠い目)
今までに比べたら、まぁまだ許容範囲ではあるのですけど、クリスマスの全員集合絵とかとか…! 第一印象は「遅れてやって来た若夫婦」、で、メモリアルCDで白目青筋に。リズとリスなイベで宝玉が消えてたりなんてのはご愛嬌ということで流せますけど。あー、でもノーマルED前のあのスチルも、先生スキーな私にはちょっとあんまりな扱いにされてた気が…

・弁慶
私的本命キャラ2人に続くは、ウワサのでこちゅースチルとPVでのセリフに興味津々だった弁さま。
弁慶への萌え度は相当で、よそ様で弁望を拝むのも好きなのですが、十六夜記で、ますます私の中では弁望というCP妄想は薄れるばかりでして…。けれど、迷宮のお陰で弁望なCP萌えも復活! 
甘言動とその腹黒さがステキな弁慶ですけど(笑)、迷宮での、更にこう達観してしまったような、先生とはまた違った大人の顔に撃沈。
弁さまは、3作すべてバッドEDも私好みなのも美味しい限り。1度でもいいから、弁望ネタを書き上げてみたいものです。ほんとに。弁朔とどちらが先に実現するやら。。。

・景時
…も、既にちょこっと叫んでますが。
景時さんも、公開されていたスチルが気になって、私にしては4番目という早い攻略となりましたが、今までは、軍奉行&陰陽師としての有能さより、都合の良い下僕として重宝されていたのかと思ってましたけど、その実力の程を実感。しかも、随所で良き兄ぶりまで発揮だなんてvvv
ダキニ戦は一番見ごたえ(というか聞きごたえ)があったかも!というくらい、ヘタレ度が軽減されているばかりか、ちゃんとキャラの格好良さが引き立つルートだったかな、と。
で、昨日、ようやく、見逃していた式神&墓参イベを確認。
前者はやっぱり梶原兄妹が大好き!!!
後者は、そういうイベントがあると知った時、どこまでマゾな犬なんだと呆れなくもなかったのですけど(苦笑)頼朝×政子&ダキニの夫婦愛をよく知るところだとしたら、その御台を討ちに行く前の墓参りというのは、結構深いものがあるのかもしれない…とシリアス萌えな妄想に浸ったり。

・譲
八葉最後の予定だった譲がここに来てしまったのは、菫姫が気になったからでしたけど(苦笑)
無印の序盤は、私の中で完全に譲>将臣な幼なじみ萌えでしたが、あの青い嫉妬にドン引いてしまいまして…。単なる私のトラウマのせいで眼鏡キャラでなければ気にもならなかったと思うのですが。
そんなこんなでネタキャラとしての愛しか持てなかった譲くんですけど、スチルにも恵まれていたせいか、普通に好感度高し。むしろ、クリスマスイベの望美がちょっと痛かったので(基本的に私はドジっ娘は苦手気味)ココアスチルの格好良さに救われた気分! 
ダキニ戦でも男を上げて下さいましたしね。しかも、あんな激萌えスチル付き!!
長年の想いが報われるEDは本当に良かったねとしみじみ。
その後、時の結晶で改めて嫉妬イベ見たのですが…あろうことか激萌えてしまった私。トラウマはどこに? 払拭してくれて有難うと感謝すべきなのか、己の単純さに呆れるべきなのか…(笑) 
いやはや、思わぬ萌えを享受いたしました、なルートでした。

・敦盛
もぞねーさんが将臣ルートで美味しいところを全部、幻影に持っていかれたように、私の場合は敦盛ルートがちょっとそんな感じ。
ダキニ戦直前直後もここで変身スチルでも出てきたらどうしようかと、そのことばかりが気がかりで、男前スチルも第一印象は萌えるよりも安堵の念が強かったり…(苦笑)
で、幻影の次はヒノエに持っていかれたような…。いえ、それを差し引いたとしても、私的には、生まれ変わりとかベタでも何でもOKなので、とにかく、今度こそちゃんと普通の人間になってもらいたかった…(遠い目)
と、思いつつもEDスチルにやられ、もう目を瞑るしかなくなったサホでしたが(苦笑)そこが十六夜EDとは大きく違うところかも。
ついでに言うなら、敦盛ルートだけ、絆が足りず強制的にノーマルEDに突入してしまったり、ダキニ戦もゲームオーバーの連続で本っ当に苦しく。
と、いうのも、うちの神子様は水属性。無印時に速攻で獣神子に育て上げてしまったことに後悔していたので、今回は性格とか地図作成とかのレベルしか上げてなくて。なので、同じ属性のあっつんとは戦いづらく、絆はほとんどイベントで稼ぐ他なかったり。
そんな状態でしたので、ダキニの一、二撃で神子気絶の連続。で、そちらの回復に気を取られてると、うっかり、あっつん気絶の罠が…! いえ、別に使わなきゃいいんですけど、やっぱり最終戦で別メンバーと戦うというのも味気ないかな、と。
いやもう、あっつんの前じゃ、やっぱり漢神子になるしかない運命にあるということなのでしょう(笑)イベント自体には特に不満もなく、相変わらず、構い倒したくなるのでした。

・ヒノエ
絵板ではコス以外、多分一言も触れてないヒノエですけども。
実はこの迷宮、誰かと一緒のやり取りの中での萌えはふんだんにあったのですが、ヒノエ単独での萌えポイントというのには……。。。
これは迷宮最大イベントであるクリスマスが私的にダメだったからかもしれません。
その非現実さへのツッコミもさることながら、それ以上に、高所恐怖症で飛行機も全くダメな私にとって、ヘリなんて飛行機より怖そうで…!!
ヘリの中でちゅーとか、ヒノエだけ美味しい目を見てるというのも個人的にちょっと引っ掛からないでもないのですが、これに操縦士さんの気が散らされたらどうするのとか思うとロマンチックムードに酔うなんて話じゃなく…orz
それなら、ベタでいいので、観覧車とか(先に公開されていたスチルから、そうかなと思っていたのですが)(観覧車も私にとっては恐怖の乗り物ですけどヘリよりまだマシに違いなく)、むしろ、二番煎じでもいいのでナイトクルーズで鎌倉の海と夜景を楽しむとかにしてくれたら良かったのに…と。まぁ、これはあくまで、ごく私的意見ですけども。
二番煎じというと、ダキニ戦も譲攻略後だったせいで、ちょっぴり微妙な印象。弁慶・景時も内容自体は似てますけど、解明までのアプローチは個人の推測に基づいてるわけで。そう思うとヒノエは分析力が高いということなのでしょうけど、ちょっと譲の見せ場を横取りしてしまったかのような感も拭えずでして。現代文化に馴染むことよりも、もうちょっと自分で動いてほしかったかも…と思わないでもなく。
とはいえ、ヒノエルートに全く萌えなかったわけではなくて、朝比奈イベントとか撃沈。ああいうのは、ほんと、反則だと言いたいくらい!(笑)
EDも十六夜EDよりは断然好きでしたし、最初に言ったとおり、他キャラとの会話の中でたくさん美味しい思いをさせてもらいましたしね。
更に欲を言うなら、ヘリよりカラオケイベントをもっと堪能したかったということくらいでしょうか。

・九郎
キャラとしてはかなり好きなのですけど、あの兄上への盲目ぶりと限りなく戦友モードのせいでしょうか(苦笑)当初、もっと早くに攻略する予定でしたが、ときめき度の低さに、気が付けば、八葉最後の攻略となってしまってました…。
絵板でちょこっと洩らしましたけど、私の中では、十六夜EDはEDだというのに他CP(ぶっちゃけ弁朔)に萌えをほとんど持っていかれたのですが、迷宮も、頼朝×政子&ダキニ妄想に眩んでしまい…(苦笑)
けれど、全体を通しての右手イベントは存分に堪能させていただきました。この現代で、たかが稽古で、どうやってそこまで痛めたのか不思議ではあるのですが(苦笑)
あとは「きつね…さん」が可愛すぎですって!幽境師弟万歳!!!

・白龍
これも絵板で叫び済みですけど、ある意味、一番、心を支配されたルート。
あの砂糖地獄に突き落とされたかのようなイベント後の龍恋の鐘でのセリフも、そうは言っても無印みたくまた分裂しちゃうんだろうし…と思うと、そこまで切なさを感じることもなく。
なので、迎えたEDに動揺しまくり。神様との恋の王道を行く結末なのですけど、あっつんもまた残ったのに、ほんとに帰っちゃうの!?みたいな。
分かってから、もう一度ED見直して、今度は涙せずにはいられない私。ほんと、しばらく思い出しては切な萌えに浸ってました。好きなのですけどね、こういう結末も。

――と、語りの長さにえらく差が出てますけど(苦笑)
ダキニのお陰で、望美ってほんっと美人さんだということも再認識出来ましたし(笑)惜しむらくは、EDはなくてもいいので、朔にもう少し良い思いをさせてあげたかったな、とか。
教会イベントも、先に見た弟君の方に「…銀?」なことになって萌え切れなかったのですが、あれは重衡さんであり、選択肢もクリスチャン的セリフじゃないのを選ぶと恐ろしく激萌えてきましたし(笑)、兄上の方はもう何もかもが完璧すぎ! 泰衡スチルも綺麗でしたしね。
システム面では不満もいろいろですけども(苦笑)こうして、ただいま、こんなにもおかしな妄想に取り憑かれるほど、存分に楽しませてもらったのでした。

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